サイパン世界のへびくん毎日の変わりない仕事を終え、店を出る。
いつもの道を通り、いつものボロ小屋に帰る。
美味くもない栄養剤を食い、薬を打ち、寝るだけの生活。
変化があるとすれば、帰り道にどんな奴を襲うか…もしくは、襲われるか。
家に、血筋に縛られる生活が嫌で、自由を求めてやってきたナイトシティだったが、そこは俺を歓迎してくれなかった。
身の振り方も知らない俺はチンピラに襲われ、ボロボロになりながらもなんとか逃げ遂せ、偶然見つけたリパードクで治療を受けた。
幸いにも襲われた時の傷はすべて元に戻った。
ドクは「生身で平穏な生活を送れるほどこの街は優しくない」と、俺にいくつかの戦闘用インプラントを入れてくれた。同意なんてない。傷の治療のついでで勝手に処置をされた。
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