一緒にお風呂に入りたいラギ監シリーズ16「おやすみなさい。ラギー先輩。」
「…おやすみ。ユウくん。」
ユウくんはそう言って、嬉しそうに笑いかけると、オレにぎゅっと抱きついてくる。
オレが頭を撫でると、頬をすり寄せてきて。
…かわいい。
すんごくかわいい…んスけど。
当たってるんスよ。
その…む、胸が。
「はぁ…。」
オレのため息なんてもう聞こえていないだろう。
なんて言ったってユウくんはオレが抱きしめて頭を撫でるとすぐに寝てしまう。
「こんなんじゃガブッと食われちまうッスよ。」
安心しきった寝顔につぶやいて、柔らかな頬に甘噛みついでに口づける。
当然起きるわけもなく、そればかりかふにゃりと笑うだけで。
「あー…もぅ…。」
これ以上は自分の首をしめるだけだろうと思い、もう一度抱き寄せた。
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