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    pagupagu14

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    pagupagu14

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    黒雪と槐の婚儀の日のお話。黒槐、昔結婚の約束してたらいいのにな〜!という妄想から出来たもんです

    #百花百狼
    #黒槐
    blackLocust

    過去から続く約束 「ふ、ふふっ…」
    「何笑ってるんだよ、槐」
    「ああ、違うんです。思い出していて」
    「何を?」
    「今朝見た夢のことです。黒雪とこうなるのは必然だったんだな…と思っていて」
    「…どういうこと?」
    不思議そうに目を丸くさせる黒雪の手を握ってくすくすと槐は笑うと話を続ける。
    「前に黒雪が私に花をくれた、という話をしましたよね?」
    「…うん」
    「あの時とは別に黒雪が私に花をくれたことがあったのです。どこの誰から聞いたのか、結婚して夫婦になると私とずっと一緒にいられる…そう思った黒雪は私が好きだと言った花を摘み取って、小さな花束にして私にくれたのです。『僕と夫婦になって、だからずっと一緒にいよう』って…」
    「…そんなこと、あったんだ」
    「ええ。皆の前でしたから月下丸や猿之介、伽羅も騒いで大変でした」
    そう言ってくすくすと笑う槐をじっと黒雪は見つめる。
    「それで?」
    「え?」
    「槐はなんで答えたの?昔のオレの求婚に」
    「…はい、と答えました。当時の私も結婚が意味することをあまりちゃんと捉えきれていなくて…それに、黒雪といるのは楽しかったですから。」
    「そっ…か、」
    「でも…嬉しかったですよ。昔も、今も、黒雪を放っておけないのも、黒雪のことが好きなのも変わりません」
    強い瞳で黒雪を見据える瞳に思わず黒雪はくすぐったそうに笑う。
    「はは、そっか…」
    「はい。なので…夫婦になる前だから言いますけれど…黒雪、あなたは月下丸を気にしすぎるきらいがありますけれど」
    「う…」
    「昔も、今も、あんなことがあろうとなかろうと私が手に取ったのは黒雪の手でしたよ。」
    「…断言しちゃうんだ」
    「はい。だって私は黒雪のことが好きですから」
    白無垢姿の槐に笑みを返す黒雪。その目尻にはうっすら涙が浮かんでいてそれをそっと槐は指で掬った。
    「…槐、綺麗だよ。だけど、口付けできないのは残念だな…」
    「後でたっぷりできるじゃないですか」
    「いいの?」
    「いいも何も夫婦になるということはそういうことです」
    「ふふ、はは、そっか…うん」
    そうやって手を繋ぎ笑いあう二人。すると二人は名前を呼ばれそちらへと歩き出す。きっと過去のあの日から二人の運命は定められている、そう信じられれば少しは月下丸に対する嫉妬も薄らぐかもしれない…そう感じた黒雪だった。
    -了-
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    pagupagu14

    SPOILER黒雪BAD後転生現パロの黒槐。一応黒雪記憶ありの転生後は記憶が抜け落ちることがなく思い出を保持していて分かたれたこともなくずーーーーーっと一緒にいる絶対で槐は記憶なしやけどたまにふとデジャヴみたいなことを感じたり黒雪がそばにいないと不安に駆られたり黒雪の手を握るのが好きだったり黒雪のそばにいたがる(恋とは分かってない)みたいな過去の自分が多大な影響を与えている設定です。
    掴み取る、君との未来 「槐、甘いもの食べたくない?」
    「甘いもの…ですか?ですが、帰ったら夕飯が待っています。」
    「それくらい大丈夫だって、それにテストも今日で終わりだろ?少しくらいご褒美が欲しいって思ってもよくないか?な、いいだろ槐」
    お願い、と言う黒雪に私はとても弱く仕方なく頷いてしまった。
    「やった!」
    「ま、待ってください。黒雪!」
    「何だよ、まだ何かある?」
    「食べるのは構いません。構いませんから…黒雪は私の共犯なんですからもし月下丸達にバレてしまったとしたら…その時は一緒にしかられてくださいね?」
    「もちろん。オレがお前を放っておくわけないだろ?地の果てだってお前についていくつもりだよ」
    「それは大袈裟ですよ」
    「大袈裟じゃないよ。…特に、オレにとってはさ」
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