ちゅうちゅう🚬🪓がマッサージとかする話 part2 場所は厨房だが、営業時間外である。今この場にいるのは、グレゴールと良秀、そして横たわる“食材”――ロージャだ。
N社の『釘と金鎚』と呼ばれる部署に名高く中鎚として所属していた彼女は、哀れにも『りょ・ミ・パ』の二人の手によって捕らえられ、厨房長自らの手で肥えさせられ、今や屠殺の日を待つばかりの家畜同然となっていた。当然ながら本人にそのつもりはなく、未だなお虎視眈々と反逆のチャンスを伺っているのだが、その反抗心こそ良秀が望んでいるものだとは知らずにいる。
かつては悍(おぞ)ましい勲章と返り血が彩る甲冑を纏っていた身体は、今は何も着ていない。甲冑だけではない。衣服はおろか下着すら身につけていない姿を、二人の前に晒しているのだ。調理台の上でうつ伏せになり、四肢は鎖と縄で縛られた状態で。
2295