もっとおいしくなぁれ、もぐもぐ 知らない街で、空腹の中、恐ろしい化け物に襲われた探索者達は、助けてくれたおじさんの紹介の地元で評判だという食事処へと訪れていた。
大層怖い思いをしたものの、腹が減っては戦ができぬ、とはこのことで。めげずにこじゃれたダイニングバーに入っていくのであった。
「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」と黒い服に黒いエプロンを身に着けた店員が聞く。
麗麗一郎 : 「3人で頼むよ」
かしこまりました、と優雅にテーブルに案内してくれた店員は、帰り際に何かに気付いたように
「お客様?額はどうされたのですか?少し血が滲まれているようですが、宜しければ当店の応急セットをお貸しいたしましょうか?」と申し出てくれる。
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