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    sage_716

    危ないの投げる

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    sage_716

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    domsubユニバース

    途中経過です、半端

    ※ほんのりモブ稀匂わせ

    甘い時間「きさ、き、きさき、稀咲!」
    「!…あぁ、なんだ?」
    「なんだ?じゃねーし、最近ぼーっとし過ぎじゃね?確かにトーマンと芭流覇羅の抗争も終わって一段落ってのも分かるけどよ〜」
    「最近寝れてないんだ」
    「おいおい大丈夫か?体が資本だろ、しっかりしろよ」
    「あぁ」

    咄嗟に嘘をついた、今抱えているのは寝不足なんて生易しい悩みじゃない、ダイナミクスによる欲求不満である。

    産まれた頃から少しsubの数値が高かった、一般の人間はdomsubどちらの数値も30前後が平均だ、だが俺は小学校4年で実施されるダイナミクス検査でdom数値14、sub数値45というsubの数値がやや高くsubとしての素質が見られた、これ自体は珍しいケースではない、幼い子供のかまって欲しいという自然な欲求がsub性として出てしまうこともあるにはある、当時の俺は自分がsubだなんて信じられなかった。

    だが、中学校1年のダイナミクス第2検査で証明されてしまった、確実に俺はsubだ。
    dom数値4、sub数値145。
    数値が60を超えた時点でダイナミクスが確定し未成年は100を超える重度の場合のみ抑制剤の使用が認められる、俺は規定を満たしていたため抑制剤を飲んでなんとかplayをせずに生きてきた、正直に言って小学校5年の頃から褒められることや好かれることに執着するようになっていったのは自覚があった、sub性だと言われて妙に納得した自分もいたのだ。

    中学校1年の検査後、親が用意した同じくらいの数値のdomとplayをしようとしたことがある。
    相手も数値は150くらいだと言った、年齢も1つしか変わらず身長差も10cm未満だった、ひとつ上の少し大きい好青年、最初は安心した、それがいけなかった。

    domは基本的に数値が100を超えると所謂Sっ気が出る場合が多い、それと同様に数値が100を超えたsubもMっ気が出る場合が多い、恐らくここで察しただろう、100を50も超えた相手のdomはドSだったのだ。

    首を絞められ何度も何度も頭を踏まれて何回謝っても許してくれなかった、実際には約30分間、体感は半日以上とも思える地獄を俺はsubdropという最悪な形で終えた、流石に相手も顔を真っ赤にして過呼吸になりながら意識を失った俺に欲情以上の不安感を覚えたようでその後救急搬送、即入院。
    親もこれで懲りたのかそれ以降domを宛がおうとはしてこない、だがいつまでも抑制剤を使う訳にもいかない、あくまで抑えるものであって欲は無くならないのだ。

    俺にMっ気はない、褒められたい、尽くしたい、信頼を伝えたい、愛されたい。俺の欲求はそれだけだった、殴られることに満たされた感覚も愛されている実感も何も湧かない、だが体は本能的にplayを欲する、俺の心が満足していなくても同じ数値のdomとplayをするというだけで体は勝手に欲を発散してくれる。
    だが俺ももう二度とあんな地獄は味わいたくない、だからといってSっ気が0の数値が同じdomなんて居るはずもない。

    思考が散るな、そろそろ帰るか。

    「半間、俺はそろそろ帰る」
    「は?もうおせぇし俺んち来いよ♡」
    「…おせぇって言うならバイクで送ってけ」
    「お前ん家から俺の家帰るのだりぃからやだ、さっさと付いてこい」
    「…」

    今日の活躍でトーマンにも東京中の主要な不良共に顔が知れてしまった今半間との別行動はあまりしたくない、仕方ない、今日はついて行こう。

    「飛ばし過ぎたら殺す」
    「はぁい♡」

    半間は妙に嬉しそうに返事をするとバイクのエンジンを付けて数回コールを鳴らした。

    ーー

    「稀咲いらっしゃーい」
    「……邪魔するぞ」

    風呂に入って寝る、それだけだ。

    「風呂行く、なんか適当に服貸せ」
    「え?俺の服とか首元から両肩出るんじゃね?」
    「中学の時のとか1着もないのか?」
    「いちばん古くて中1の時んだけど〜…確かこんころ180はもうあったしな〜…」
    「……体格バグが、とりあえず1番サイズ合いそうなの置いとけ」
    「はいはい」

    中学校1年、確か中1の俺はまだ150台か…?くっそ、無駄にでけぇな。
    心の中で軽く悪態を付きながら気持ち強めにドアを閉めて浴槽を貯めながら髪を洗う、こいつの家は女が置いていったやつなのか無駄にいい洗顔剤だったり甘い匂いがするシャンプーが置いてある、いつもはそれが嫌で持参するが今日は急だったため用意が無い、仕方なく既存のものを使った。

    「きさきぃ〜!小6ん時の寝巻きとってあった!!!腕まくれば丁度いいんじゃね?!」
    「黙って置いとけ!!!」
    「はいよ〜!!!」

    小6の時の寝巻き、腕をまくれば丁度いい。明るく言ってのける半間に嫌味か?それはわざとなのか?と思っていることは言えなかった、どうせ故意ではない、素でこれなのだ。

    「くっそ…」

    泡をジャーっと流してササッと体を洗って湯船に入る、頻繁に泊まりに来るから半間の家には俺の私物が多く置いてある、服はどうせ洗濯してくれないと分かっているので置かないが歯ブラシや体を洗うタオル、俺専用のクッションが当然のように置いてあっていつか元々少ない半間の私物なんて超えてしまいそうだ。

    「…は?」

    湯船から上がって服を手に取った、体に合わせるだけでわかる、サイズなんて全くあっちゃいない、俺は小学生の半間にもこんなに劣っているのか、身長はあるが体は分厚いわけではないのにこんなにも差があるのか、厚みはそこまで変わらなく無いか?不公平ではないか?そう思ったが茶化されそうなのでやめた。

    「…半間、お前風呂は?」
    「俺稀咲に会う前に入ったから、ふーん?稀咲似合うじゃん♡」
    「上下黒の寝巻きに似合うも似合わないもないだろ」


    ーー

    めちゃくちゃ半端、途中
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