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    mion4213

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    楽怒小説

    致してませんが下ネタが出るので注意
    出られない部屋系です。どちらかというとギャグ

    大丈夫な方のみお願いします。

    #楽怒うぇぶ夏祭り
    #可楽
    #積怒
    #楽怒

    好きな体位「なんじゃあ、この部屋は」

    今は夜。可楽と積怒は、鬼殺隊と遭遇した半天狗が自分たちに戦わせようと分裂した為、2人で鬼殺隊と戦闘をしていた。

    戦った中に骨のあるやつは居なかったようで、ものの数分で鬼殺隊全員を片付けることが出来たが、近くに別の鬼も居たようでその鬼の血鬼術に巻き込まれてしまった。
    その鬼は可楽たちの姿を確認すると、上弦と関わりたくないと思ったのだろう、すぐさま遠くに逃げた気配がした。術を解かぬまま。

    「真っ白い部屋じゃのー。家具も何も置いていないし」
    「腹立たしい!儂ら上弦に対してふざけた血鬼術を使いおって!こんな部屋壊してやる!可楽!」
    「おうよ!こんな所、ずっとおっても楽しくなさそうじゃからのぉ!」

    可楽は葉団扇で攻撃を出すが、壁はビクともしない。
    「何をしている可楽!腹立たしい!」
    怒りに任せて積怒が錫杖を地面へ突き立て雷をだすが、この攻撃でさえも壁も床もビクともしない。

    「おかしい部屋じゃのう、儂らの攻撃が全然効いとらん」
    「守りに特化した鬼だったのか?イライラする…早く出てその鬼を殺してやる!」
    「ん?積怒、壁になにやら文字が…」


    【好きな四十八手を理由も添えて言わないと出られない部屋】


    「…は?」
    積怒の顔が過去最高に不機嫌になった。青筋を立てて眉がピクピク動いている。
    「おお!ここがかの有名な出られない部屋かのぉ!」
    「知っているのか?!」
    「以前あのお方から話があったじゃろ、奇妙な血鬼術で同士討ちになってる馬鹿な鬼がいたと。条件を達成できないと一生出られんそうじゃ」
    「なに?!」
    条件を達成しないと?てことは、このふざけたお題について話さないといけない…ということか?!

    「儂は絶対嫌じゃぞ!こんな訳分からん部屋の策略にのまれてたまるか!」
    「でも言わないと出られんぞ?」

    うぐぐ…と積怒は歯を食いしばった。なぜよりによって可楽と一緒に閉じ込められているんだ…
    可楽と積怒は、分裂して2人になるたび交合っている。お互い好意があってだが。
    いつも自分を抱いているやつの前で好きな四十八手じゃと…?!
    そんな恥ずかしいこと言えるか!!!


    「じゃあまずは儂から言うかの!」
    「なに?!」
    積怒が悶々と考えている間に、可楽はあっけらかんとした感じで話始めようとしている。


    「儂はやはり抱き地蔵が好きじゃな!積怒の顔も近くで見れるし、なによりひっついて居られるのが良いのぉ!
    突きまくられてもう訳分からん!って顔して泣いてる積怒の顔が近くで拝めるのが1番そそるのぉ!」
    「…!!…!!?」

    積怒は驚きと羞恥で言葉が出なかった
    カーッと一瞬にして顔に熱が集まるのを感じ、ワナワナと震え出す
    こいつマジか…!羞恥ってモノが無いのか?!
    というか、自分はいつもそんなグズグズな顔を可楽に晒しているのか?!といたたまれなくなった。

    「儂は言ったぞ!次、積怒の番じゃ」
    「いや…嫌じゃ…こんな、恥ずかしい思いしとうない…!」
    「でも言わんと出れんぞ?」
    「ぐぅ…!!」

    可楽は、積怒から好きな四十八手が聞けるのはワクワクしていたが、積怒がそれを喋るのには時間がかかるだろうなーと思っていた。
    照れ屋だし、素直じゃないし、こう言った羞恥プレイもほんとは好きな癖に堕ちるまで、いつも時間がかかる。
    いつもの交合う時でさえ、そこまでグズグズにするのに時間と胆力が必要なのだ。
    まあそこを攻略するのも楽しいし、積怒の可愛いところだからええんじゃがの。
    気長に待つかーと思っていた矢先、積怒がクルッと後ろを向いた


    「うしろ…櫓、そ、れだと…良いトコに、当たる」
    「(…お?)」
    「さあ!言ったぞ!部屋は?!…出れてないではないか!!」
    「積怒、お前まだ好きな四十八手隠しとるんじゃないか?きっと全部言わなきゃいけないんじゃ」
    「は…?!お前かてひとつしか言うとらんじゃろ!!」
    「儂はその分好きな理由をしっかり話したからの!きっと、積怒のでは足りんのじゃ」


    いや、ほんとはそんなこと知らない。でもせっかく積怒が喋り始めたから、このまま話させておきたいだけだ。積怒がこんな作戦に乗るかは掛けじゃが
    積怒は口をハクハクさせながらポツポツ話はじめた。、時折口をぎいっと横1文字にしながら


    「…っは、立ち、鼎…からくの顔が見れるのと、可楽が腰を、気持ちよさそうに振っているのが見れるのが、好きじゃ
    あと、儂も、抱き地蔵は好きじゃ、可楽に全てを任せられる…のが、安心する」


    …え、めっちゃ喋るじゃん…
    可楽はスペキャ顔になった。作戦にまんまとハマりおって…
    積怒は途切れ途切れになりながらも、下を向いて微かに震えながら話した。
    下を向いたとて、その尖った大きな耳まで真っ赤になっているのは隠せてないしの


    ガチン、と大きめな音がし、音のした方を見ると洋風の扉が現れ、脱出条件の文字が消えていた。
    条件を達した…ということか?

    「っ扉が出た!可楽、さっさとここから出るぞ!!」
    「ちょっと待て、出るのは良いが、部屋の鬼を殺すのは後にしよう。儂、勃ってしもうたし」
    「!!なぜだ、おい!」
    「いやいやなぜとか、あんな恥ずかしそうに好きな体位話してる積怒みて何もならん儂じゃないぞ」
    「…っな…あ…」
    「なあ積怒、さっき教えて貰った体位、答え合わせといこうではないか」


    部屋の鬼を殺せたのは、次の夜に持ち越しななってからだった
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