チョコのある暮らし 予定のない休日。そんな日は読みたいと思っていたミステリー小説を一気に読むことにしている。『ついでに注いでもらった』マグカップを持ちながらソファに座ると、一口コーヒーを飲んでローテーブルに置いた。癖が全くついていない文庫本の一ページ目を開く。帯には、『ファン待望の最新刊』という文字。
これまでのシリーズの記憶を思い出しながら、今回はどんな事件が起こるのだろうと予想しつつページを読み進めていく。沈黙の数時間。外の世界の情報を遮断し、物語の世界だけに没入する。
またしても主人公が不運にも事件に巻き込まれた。殺人現場は完全犯罪にしか思えない密室。この後どんなトリックが主人公たちを待ち構えているのだろうか。
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