ずっと一緒僕とルイージは……他人から見ればちょっぴり不思議だと思うけどお付き合いさせてもらってる。
理由はいたって単純、ルイージが愛おしい、世界で一番守ってあげたくて仕方がない存在になっていたのだ。
その感情に耐えられなくなった僕は気づいた時には手に取り、体は震え、真剣な眼差しで彼を見つめていた。
「ルイージ、話があるんだけど……」
「どうしたの兄さん…?」
ルイージは不安そうな表情で見つめ、僕が口を開くのを待っていた。
「その……別に真面目に聞かなくていいんだけどさ、もし僕から付き合ってくれって言われたらどうする…?」
突然予想外の話をされたルイージは青い瞳を丸くして驚いた後、ちょっぴり寂しそうな表情を見せて答えてくれた。
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