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    水野しぶき

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    水野しぶき

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    【ミスオエ♀】エロランジェリーでセックスするミスオエ♀
    ⭐フォ学
    ⭐先天性女体化
    ⭐潮吹き

    #ミスオエ
    misoeye

    【ミスオエ♀】エロランジェリーでセックスするミスオエ♀ その日、オーエンがめずらしく、「家に来て」というメッセージと共にホテルのルームナンバーを書いて寄越したので、ミスラは怪訝に思いながらも駅前のホテルに向かっていた。あの女は定宿を持たないので、こうして駅前のホテルを点々としているのがつねなのである。ときにはミスラの家に泊まりに来ることもあるが、それでも一週間もすれば、「飽きた」と言って去ってゆく。それが〝オーエン〟という女だった。
     フロントを素知らぬ顔で通過し、エレベーターに乗り込む。チンという軽快な音と共に廊下に踏み出し、女の示した部屋番号を目指した。
     そして、目当ての部屋の前で足を止める。
     番号の下にある呼び鈴を鳴らせば、扉の内側でぱたぱたとスリッパの鳴る音がした。
    「おかえり」
     と言いながら、戸を開けた女の姿にミスラはおもわず目を見開いた。
     そこにはレースのガウンを羽織った女が立っており、その内側は――下着だったのだ。それもただの下着ではない。
     いつもオーエンが好んで身につけているような上品なレースやリボンで編まれた下着ではなく、どこのアダルトショップで買ってきたのかと問い詰めたくなるような淫靡な下着をまとった女がそこにいたのである。
    「……帰りました」
     そう答えると、オーエンは上機嫌に笑い、ミスラの腕に抱きついてくる。腰まで伸びた長い髪をさらりとなびかせて、ごていねいに上目遣いまで使って。
    「ごはんにする? お風呂にする?」
     そうして女の指先がミスラのくちびるに触れた。
    「それとも……僕?」
     この奇天烈な状況にミスラはなんの悪夢だ、と匙を投げたくなっていた。昼間の喧嘩であたまを殴られたことが尾を引いているのだろうか。
    「なんなんですか、これ」
    「なにって、決まってるじゃない」
     そうしてオーエンは笑う。
    「勝負をしてるんだ」
    「はあ……だれと?」
    「おまえと、僕の」
     オーエンはそこまで言うと面倒になったのか、ミスラの腕からするりと離れ、セミダブルのベッドに足を組んで腰かけた。
    「勝負下着っていうものがあるんでしょう?」
    「まあ、ありますね」
    「それでおまえを殺せたらスイーツを奢ってもらえる約束をしてるんだ」
     あれ、悩殺だったかな? とオーエンが首をかしげる。
    「誰と?」
    「ブラッドリーと」
     おまえには色気がねえから無理だとか、そんな貧相な体に興奮する変態なんていねえよとか散々言われたけどね、とオーエンは言う。
    「で、どう?」
    「はい?」
    「死んだ? 殺された? 悩殺された?」
     期待に満ちた目でこちらを見あげてくる女にミスラはためいきをついた。それから女のとなりに腰をかけ、荷物を床に置き、薄っぺらい肩を抱く。
    「そんな軽口に乗らなくても、スイーツならいつも奢ってやってるじゃないですか」
    「たまには、あの男の吠え面が見たくなったんだ。心底嫌そうに僕と向かい合う姿もかわいいだろうしね」
     と機嫌よく言うオーエンに、ぷつりとなにかが切れる音がした。
    「あなた、ほんとうに彼のことすきですよね」
    「まあね。からかうとおもしろいんだ」
    「こんな下着まで着るくらいに?」
     ひらりとガウンをめくれば、冗談としか思えないような下着が露になる。全体の色は黒いものの、ほとんどが紐とレースで編まれた斬新なデザインだった。また、乳首とクリトリスのぶぶんはパールで編まれているらしく、白珠のあいまから桃色の肌が覗いている。
    「まあ、僕も馬鹿みたいだと思ってるけどさ」
     そう言って、オーエンがミスラの膝に手を置いた。
    「でも、興奮しない? 会長様、」
     その言葉にミスラは笑った。
    「まあ、たまには……」
     わるくないかもしれませんね、と言いながら、そのくちびるにかぷりと噛みついてやった。


    「んっ……」
    「は……もう勃ってるじゃないですか」
     ミスラはオーエンを後ろから抱きしめると胸元のパールに手をかけていた。パールがすれることに反応したのか、もうぷっくりとふくれている乳首におもわず笑いが漏れる。
    「だって、つめたくて……」
    「へえ、それで興奮したんですか?」
    「べつに、そういうわけじゃ……っぁ!」
     縦に編まれたパールを左右に動かせば、尖った乳頭がぷるぷると震えた。そのたびにオーエンは背をくねらせて喘ぎ、ミスラの胸元におい縋ってくる。
    「ゃっ……ん、も、そこばっかり、」
    「だって、こんなの着てるほうが悪いんですよ」
    「ひゃっ」
     露になった乳首をきゅっと指先でつまむ。
    「こんなの、触ってくれって言ってるようなものじゃないですか」
    「やっ、あっ……ん、んあ、」
     まだ胸だけしか触っていないというのに、オーエンの乱れようはそうそうたるものだった。おそらく着ている本人がいちばん、この状況に興奮しているのだろう。かり、と爪先で乳首を掻けば背が跳ねる。
    「う、あ……あっ、ん……」
    「どうしてほしいですか?」
     そう耳元で囁けば、オーエンはちいさな声で言った。
    「なめ、て」
    「いいですよ」
     ミスラはオーエンのからだをベッドに押し倒すと、ちろりと胸元に舌を這わせた。それだけでびくりとからだを強ばらせた女に気を良くしながら、先端に舌を這わせてゆく。ていねいにゆっくりと、そしてときおり歯を立ててやれば、女はびくびくとからだを跳ねさせて、もじもじと足をすり合わせはじめた。
    「そろそろ、こっちも触ってほしいんじゃないですか?」
     そう言って、脚のあいだにゆびを這わせたところでミスラは驚く。なんとこの下着、膣口のぶぶんだけハート型に布がくり抜かれていたのである。
    「すごいの履いてきましたね、あなた……」
     あきれなのか感嘆なのか、自分でもよくわからないためいきをこぼしつつ、つぷりと膣口にゆびを入れる。内側はもう十分すぎるほどに濡れていた。
    「あ、そういえば下もおそろいなんですね」
     そう言ってパールを弾けば、オーエンが悲鳴にも似た喘ぎを漏らした。
    「ひゃっ、あっ、そこ、は、だ、め……」
    「だめ? それなら、なんでこんな下着履いてきたんですか?」
     ぐりぐりとパールをクリトリスごと刺激する。
    「や、やらっ……っん、あ……ひあっ!」
     びくびくと震えはじめた手足を見て、そろそろ限界を悟ったミスラはさらにその動きを早めた。
    「やっ、やぁ……やっ、い、いっちゃ……っっ」
     びくびくんっと全身を震わせてイった女が荒い息をこぼす。しかしミスラは気にすることなく、なかにつぷりとゆびを差し込んだ。
    「うわ……すごい、動いてますね」
    「や、あ、いまだめ、だめ……だから……っ!」
    「しょうがないでしょう。穴があいてるんですから」
     ひくひくと痙攣しながら蜜を垂れ流す穴を指先でまさぐる。そのうち、腹側にすこしだけざらざらとした場所を見つけた。その瞬間、オーエンの顔がひくりと引き攣ったのもミスラはけして見逃さない。
    「ここですね、あなたのすきなところ」
    「あっ、ああ、あ、う、あぁっ!」
     手首を固定し、指先だけで激しくそこをノックすれば、オーエンは髪を振り乱して身悶えた。
    「や、やら、おかしく、へんに、なる……っ」
    「いつも変ですよ、あなたは」
    「ほんとに、だめ、だめ、だからっ、あ」
     Gスポットを刺激しながら、ついでに親指の腹でクリトリスを刺激してやると、オーエンはあっさりと理性を手放した。あんあんと喘ぎながら、ふだんの気丈さをかなぐり捨て、ミスラの下で喘ぐ姿はまさに人形のようにうつくしい。
     ――まあ、人形のようにうつくしいだけの人間にならば、ここまで興味は惹かれないのだろうけれど。
    「や、あ、いっ、でちゃ、う……うあ、」
     ぷしゃあと尿道口から透明な液体をぽたぽたと垂らしながら、オーエンは半ば放心状態で天井を見つめていた。そんなオーエンの頬をぺちりと叩き、ミスラは自身の服を脱ぎ捨てながら言う。
    「まだですよ」
     ――本番はこれからですから。


     よたよたと起きあがったオーエンから投げつけられたコンドームを着けると、女はするりと脚を開いた。てらてらとした光沢をまとい、ひくひくと収縮するそこが下着をつけたままでもまざまざと見えて、なるほど――これはたしかにいいかもしれない――と思った。
     細い脚をぐっと持ちあげ、先端をぬるぬると膣口に塗りつける。それだけであんっと喘いだ女に急かされるように体重をかければ、ずぶずぶと全体が呑まれていった。
    「はっ…………」
    「んっ……ぁ……は、」
     肩で息をしながらミスラのものを受けいれる女の額にくちびるを捺す。それが合図だった。
    「あっ、あ、は、ぁあっ……」
     きゅきゅうと締めつけてくる腟に馴染ませるよう、性器をぬきさしする。それから女にとっての性感帯を先端でこねてやればびくんっとからだが跳ねた。
    「や、あ、っあ……そこ、や」
    「いやじゃ、ないで、しょう……っ」
     ぎゅうっとさらに締めつけを増した腟に意識を持っていかれないように腰を振る。ぱちゅんぱちゅんと肉と骨がぶつかりあう音が部屋に響いた。
     それから女の足首を肩にかけ、さらに繋がりを深くすると、女はわかりやすく反応を示した。
    「や、ああっ……奥、当たって……」
    「当ててるんですよっ、にぶい、ひとだな」
     ごりごりと子宮口を抉るように先端を突き立ててれば背を反らして女は喘いだ。身をよじり、シーツを強くつかみ、はくはくと魚のように息をしながら。
     そういえば、と思い出したかのように胸元のパールで乳首を刺激すれば、女はひゃんと悲鳴をあげる。
    「ひあっ、ぁ、あんっ……」
    「はっ……後ろ、向いて、もらえます……っ?」
    「は、やだ……っ、顔、見たい……っ」
     バックも嫌いではないくせに、と思いながら、肩にかけた脚を下ろして、また正常位でなかを抉る。それから今度は下のパールに手を伸ばして、クリトリスごと左右にぐちゃぐちゃと押しつぶした。
    「やっ、らめ、いっ、いっちゃ……あ、」
     ぎゅうっと締めつけが増したかと思うと、ふいに脱力する。
    「あなた、ここ触られるとすぐいきますよね」
    「うるさ、い……っ……な……っん」
     オーエンはミスラの首に手を回すと、ちゅとくちづけてきた。そのままぬるりと入ってきた舌を吸ったり舐めたりしていると、きゅうとなかが締まる。
    「はは、キスだけで感じるんですか?」
    「うるさい。おまえもおっきくなった」
     生意気なことを言う舌をついぞ噛み切ってしまおうかと思ったが、わざわざそんなことをしなくても、この女を黙らせる方法は心得ていた。
    「あっ、ぁあっ……」
     ぱちゅんぱちゅんと肉と骨をぶつけあう、ただこれだけでいい。
    「あ、やば、また、いっちゃ……」
    「っいいですよ、俺も、そろそろ、やばいんで……」
     最後の仕上げとばかりにおもいきりGスポットをすりあげれば女はしゃくりあげるように喘いだ。そしてぎゅうっとしまった腟にミスラもまた、性器をおもいきり締めつけられる。
    「や、あっ、いっ、いく……っ!」
    「俺も……出します……っ」
     スキンのなかにどくどくと精液をそそぎこむ。その間、女はうっとりとその感覚に耽溺しているようにも見えたし、絶頂の余韻に浸っているようにも見えた。


    「で、結局どうだったの?」
    「なにがですか?」
     ベッドに寝転んだまま尋ねてくる女に、ミスラはふぁあとあくびをこぼしながら答えた。
    「結局僕はおまえに勝ったのかってこと」
    「そんなの、どうでもよくないですか?」
     ミスラはごろんと寝返りを打ちながら言う。
    「どんな高級スイーツでも、ビュッフェでも、期間限定でもお取り寄せでも、俺が用意してやりますよ」
    「……じゃあ、ブラッドリーも呼んでいい?」
    「……ネロ付きなら、まあ」
    「やった」
     そう言ってにこりと笑う女の肩にキスを落とせば、女がわずかに身じろぎをした。
    「なに、もう一回したいの?」
    「あなたはしたくないんですか?」
    「いいけど、ちょっと休憩したいかも。ロイズのチョコレートを冷やしてあるんだ」
    「いいですね。それ」
    「あげるなんて一言も言ってないけどね」
     とんっとベッドから立ちあがり、冷蔵庫へと向かう女の後ろ姿に目をやる。あいかわらず馬鹿みたいな下着を着ているな、と一度射精したあたまでは思う。
     ――思うのだけれど。
    (今日ばかりは、)
     ――あなたの勝ちかもしれませんね。

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