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    ミラクルフィンガー

    7人衆が好きです。絵は下手です。夢小説二次創作好きです。でもへたっぴです。7人衆を愛してやまない腐ヲタクの精神遅延自閉症ちゃんであります。

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    キャラ崩壊注意です。
    これは私の妄想で出来たお話。
    東方projectの二次創作です。

    #想像で補ってね

    魂蛍と蟲を操れる蛍妖怪の物語魂蛍はね、純粋で邪な願いから生まれるんだよ。

    まだただの蛍だった頃に聞いた話だった。

    その願いを叶えられるのは、妖怪になった蛍だけ……。

    そんな蛍妖怪になれるのだろうか?

    そんな事を考えていた時期だった。

    そして……。


    ここは幻想郷、人妖がすむ不思議な場所。
    博麗霊夢と霧雨魔理沙の二人はある異変を解決しようと人間の里に来ていた。

    近頃、日頃の願いが叶った人間の性格が変わったという話だった。

    どう変わったかと言うと、約束を全く破らなくなった。時間を守るようになった。と言うもの、

    霊夢と魔理沙はそれってむしろ良くないか?と思ったが、何人かは真逆過ぎておかしい部分もあった。

    おかしい、といえば……。
    魔理沙は霊夢を見る。

    最近博麗神社はいつも通りあまり賑わって無いにも関わらず、賽銭箱が一杯になっていた。

    そして……霊夢はぐうたらしなくなったのだ……。
    あの、ぐうたら巫女の霊夢がぐうたらしていない事の方が魔理沙にとっては大異変だった……。


    ここは妖怪達がすむ山……。
    深い森があり、そこに沢山蛍が飛び交っていた。
    沢山の蛍の中に一人の少女がいる。
    少女は蛍達に語りかける、

    『願いを叶えたから、君たちはちゃんと皆の言うことを聞くんだよ?約束を守れない子は潰しちゃうからね?』
    一匹の蛍を潰すか潰さないかの力でつまむ。
    蛍達は『わかってますリグル様』と口をそろえた。

    リグルと呼ばれた少女はつまんでいた蛍を離す。
    『君たち魂蛍は潰れたら、本体が命を落とす、だから皆や私の言うことを聞かないと、私が潰して……』
    蛍達は口々にわかってます、と言った。

    その時、魔理沙と霊夢が森にやってきたのだった。
    魔理沙と霊夢は願いを叶えられた人が妖怪の山の森のおく深くで願いを叶えたと言っていたらしい話だったから来たのだが、

    『うーん、なにもないな……。あ、リグルがいるぜ、何か知らねぇかな?』

    霊夢と魔理沙は少女……リグル・ナイトバグに近づいた。

    霊夢と魔理沙の話を聞いたリグルは目を細めた。
    『ふうん、そうなんだ……』
    リグルは呟くと一匹の蛍をつかむ。
    『え?なにして……』
    魔理沙と霊夢は驚く。

    『この蛍達は魂蛍と言ってね、純粋で邪な願いから生まれるんだよ、その願いを叶えられるのは私だけなんだ』リグルはそう言いながら少しずつ手に力を込める。

    『リグル、何をして……』

    リグルはニヤニヤしながら言った。
    『魔理沙、霊夢、この手の中の魂蛍が潰れたら、この魂蛍の持ち主は命を落とすんだよ?今も物凄く苦しいし痛いと思うんだ……二人とも帰ってくれないかな?折角皆願い叶ったんだし……ね?』
    更に力を込めるリグル。

    魔理沙は『おい、おい……いきなりそんなこと言われてもな……てか、リグルお前が里の人々をおかしくしたのか?』と言った。

    リグルはふうとため息をつく、
    『信じないならそれでもいいよ?この魂蛍を握り潰すだけ……この魂蛍の持ち主は命を落とすだけ……それだけだよ……さて……そろそろ……』
    リグルは更に手に力を込める。

    『おい、霊夢、どう思……』魔理沙は霊夢の方を見て息を飲んだ。

    霊夢は、苦しそうにはぁはぁ息をはき、青ざめ、怯えた目でリグルを見ていた。
    明らかにおかしい……。

    『おい!リグル!霊夢に何をした!』
    魔理沙が言うと、

    リグルは『何も?』と言った。

    『何もしてねぇわけねぇだろ!』と魔理沙は霊夢を指差し叫ぶ。

    リグルは霊夢を見る。力を込めすぎないように手を見つめていて気がついていなかった。

    人質で怯える質ではないはずだ……ではなぜ?
    リグルは考える…。

    そうだ、答えは一つ……。
    リグルは今までに見せたことの無いような笑顔を見せた。

    『じゃあ、この魂蛍、今すぐ握り潰すね?本当に握り潰すからね?いくよ、』
    リグルが言うと、霊夢はガバッとリグルに駆け寄り、腕を掴み、首をふるふるとふった。

    『霊夢、どうしたの?もう、この子潰しちゃうから手を離してよ』リグルはニヤニヤしながら言った。

    『な…ん、なんでも……なんでもいうこと、き、きくから……り、リグル……そ、それだけは……お、おねがい……やめて……』霊夢は震える声で言った。

    『なんでも?信じられないなぁ……とりあえずこの子潰させてよ?』リグルはやれやれと言った感じで言うと手に力をじわじわと込めはじめる。

    霊夢の腕が離れる。リグルは『ふう、これでこの子を潰せるね』と言うと更に力を込める。

    『おねがい……やめて……ほ、ほんとに……なんでもいうこと、きく……から…………』霊夢は泣きながら言う。

    やり過ぎたかな?

    リグルはふう、とため息をつくとゆっくり手を開き言った。
    『言うことを聞かないと、ほんとに潰すよ、わかった?』

    『はい』霊夢と魂蛍が言った。

    まさか……霊夢の魂蛍だったとは……。
    あの博麗の巫女が……。
    私の言いなり……。

    魔理沙は……。

    魔理沙は状況を把握した、そして……霊夢を助けたいが、無理をすれば霊夢の魂蛍を人質にされるのがわかった……。

    ここは一旦ひこう……それしか……ねぇ。


    魔理沙は今、どうすれば魂蛍達を助けられるか研究していた………………。

    いつか……いつか、霊夢を助け出すためにー―
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