【プロット】羞恥の時限爆弾・夕方ごろキャンプから帰宅した狼獣人の男(A)がリュックを放って寝るシーン
・そういえば洗濯しなきゃならないんだった、と思うも寝落ち
・同時刻にキャンプから帰宅した狼獣人の女(B)が部屋でリュックを開けて硬直するシーン
・深夜にAが目覚めてリュックが視界に入る
・回想でBとまさかので全く同じリュックを買ってしまいペアルックとからかわれ否定するシーン
・AはBととても仲良しであるが付き合ってもいないし友達、ちょっと意識はしてるが進展ナシ
・キャンプで起きた事に、そうだった、と思い起こして洗濯しなければと身を起こす
・Aが消音モードにしてたスマホへのBからの鬼電に気付く
・メッセージにはリュック取り換え間違えたので絶対に開けないでという内容
・回想でキャンプ帰りの大型バスにてBが先にリュックを取り出し何も疑わず手に取った記憶
・その時何かしらの理由で互いに嗅覚が上手く働かなかった原因があったことを思い出す
・Aは自身の下着やシャツが雑に詰め込まれたオス臭いリュックが相手の元にある事に慌てる
・なにより、キャンプにおいて夢精していた。朝一に違和感に気付いて下着を交換したのだ
・慌てるまま咄嗟に返信を書こうとするが、Bのリュックがある、ということは、と思い留まる
・このまま放置し朝に気付いたフリをして会って返す事が選択出来る、出来るが
・この中には間違いなく自身と同じく丸一日着た下着までもが入っている事を確信する
・一方で相手の元にあるものに今にでも返信して取り返したいとも思う
・Bが勝手にリュックを開けずに必ず断りを入れるとは知っているものではあるが
・恐る恐るで持ち上げると妙な匂い、好奇心でジッパーを引き下げると強い雌臭
・だいたい一緒に遊ぶ時などは一切気付かないというよりしたことのない匂いに困惑するA
・Aは妙な衝動が起きているし、ストップするべきと理性で思うけど本能が開けろと急かす
・どうにか落ち着かせてこの匂いは嗅いだことがない訳ではない事に気付くA
・僅かに香るこの匂いがする時は強い香水などを付けている事が多いと思い起こす
・そして当日どうだったかを思い出そうとするA。キャンプは狼獣人のみの山登り月見キャンプ
・一緒に山登りをしていたが、Bの提案でグループから離れ別のルートに少し逸れた事を思い出す
・Bがこの辺りに気になる花があるのだと、すぐ戻るからここで待っててと言い残して茂みに
・慌て具合や話の具体性が見えない事からもしかしてトイレだろうかと思ったが敢えて知らぬフリ
・暫くしてからBは戻ってきたが、リュックを抱えて何か探しながら出てきて尻尾が内巻き
・山の香りと風で流れ薄れるもその時辺りからこの匂いがしており、妙に前を保って歩く様子のB
・そのあとすぐの山頂近くのトイレでズボンを着替えて香水纏って出てきた様子を思い起こす
・その様子が頭から離れなかった夜、Aはやらかしてしまったのだ
・理性でAは留まったが、その理性が思い起こした一連と結び付けてその原因を求める
・開いて、閉じるだけと言い聞かせて開き、匂いの元が荷物の中の奥底にある事を突き止める
・元の位置に戻せるように写真を撮ってから丁寧に中身を出していくと、最奥にズボン
・そのズボンを取り出すと自重で広がり、それにくるまれた密封パックが転がり落ちる
・ズボンの正面に拳大の染みと、密封パック内の明らかに間に合わなかった痕跡のある下着が
・そのズボンの匂いを嗅ぎ、そのまま密封パックを開く。ゆっくり引き抜き広げる
・そこで消音モードのスマホにBからの電話が掛かり、硬直。そのままにしていると留守電に
・確認すると起きてたら今からでもリュックを交換して欲しい、中は開けないでとの内容
・何度か再生し、生つばを飲み込み……
・朝を迎え、リュックを持ち待ち合わせ場所の公園でAとBが再会する
・互いに取り繕っているが互いに明らかに寝不足な様子で交換するが、互いに中を確認しない
・寧ろ互いが互いに中を確認するかどうかをソワソワしながら待つ状態で、結局中を確認せず
・非常に妙な反応で互いに深く触れないまま中は触っていない、こっちも触っていない、と
・ようやく自室に戻り中を開くと知らない消臭剤の匂いに、雑であるが妙に整った衣服があった