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    kouduki_tiger71

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    kouduki_tiger71

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    ドラロナ前提セデュさんがロ君に昔話したりちょっかいかけたりする話
    捏造しかない
    このあとドが帰ってきて、ロ君は私のだからな!ってばちばちしたりする
    いずれ完成させたいね

    ドラロナ前提ロ君にセデュさんが昔話をする話 そうね、あれは百五十年くらい前だったかしら。今より人間と吸血鬼の間の溝が深かった頃、お母様から縁談の話を聞いたの。勿論決定事項としてじゃなくて、選択肢としてどうかってくらいの、軽いものだったけど。でも私はまだ結婚するつもりなんてなかったし、まして相手はあいつよ?全く乗り気じゃなかったわ。吸血鬼としての能力なんてろくに持ってない、持っていても使いこなすことすらできない最弱の吸血鬼。それでもあいつは御真祖様の血を直接受け継ぐ者。血の濃さは比べるべくもないわ。御真祖様ほどではないにしてもドラウス伯父様だってそれなりの力を持った吸血鬼だし、それに後天的に力が目覚めることもなくはないの。だから、最後の選択肢としてならぎりっぎりありにしてやってもいいかなって思って。ほんとに最後の最後の選択肢だけどね。まあ、釣書の肖像画はそこまで悪くもなかったし。
     ええ、そうよ。初めて会ったのはお見合いの席。うちの家系は女にだけ邪眼が遺伝するのだけど、なかなか制御が難しくてね。間違えて発動しちゃった時に、反射的に相手が何らかの攻撃を撃ち出してきて周りに被害が出るのは流石に目覚めが悪いし。そこのところはあいつなら即石にして終わるだけだもの。
     それで私はお母様と一緒に、あっちはドラウス伯父様と一緒に御真祖様のお城で場を設けたの。その時あいつ、どうしたと思う?気障ったらしく微笑んで、その上跪いて手の甲にキスまでして「初めまして、従姉妹殿」よ!今思い出しても笑えるわ。一瞬でも絆されそうになった自分のことだけは恨むけれどね。あら、何でもないわ。気にしないで。
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