酔いが覚めても後悔させない悟の事を好きになってもう何年経つだろう?えっと高専の一年の頃だから...あー駄目駄目。片想い歴何年だなんて考えるのは何の成果も得られずただ歳だけを取った事実だけが突き付けられるだけだ。
好意どころか異性として意識された記憶がない。下手したら高専の中で一番ちんちくりんだとか弱いだとか可愛いくねーだとか群を抜いて悪口を言われていたと思う。
なら何処が好きなのか?顔?強さ?才能?確かに顔はこの世の者とは思えない美しさで強さは申し分ないし才能に関しては彼はあの五条家の呪術界最強の男。でもそこではない。どれだけ顔が良かろうが強かろうが嫌ごとを言われたら傷付くし、私だってそんなにチョロくない。ずっと一緒に過ごしているとそんな嫌ごとにも美しい顔にも慣れて来て悲しくもなった。まーあの顔で甘い言葉を言われたら多分直視が出来ないと思うけどそれは都合の良い夢。
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