一振り目のソにながら手マンをする典が二振り目のソと話す話わさわさする。
口の中で呟きながらソハヤは書類を片手に廊下を歩く。すっかり日も落ちて本丸中を包む淫らな霊力がソハヤの下腹部にも甘くかかる。
彼は性に奔放な本丸に最近顕現してきたソハヤノツルキであった。少し淫猥ではあるが政府に許される程度には膨大な霊力と戦果を持つ本丸において刀育成のためついこの間兄弟と共に顕現された二振り目である。
顕現して自然と二振り目の光世と恋仲になったソハヤであるが、性の経験は驚くほど乏しい。今も廊下を歩けば公開プレイに勤しんでいる刀たちのまぐわいが見えているがそれだけで顔が熱くなる。セックスをするのが嫌なわけじゃない。でもそれよりも恥ずかしいのだ。
ここでは自分たちの働きさえしていればどんな性交をしていても構わない。とやかく口出しする方がおかしいのだ。ソハヤは足早に目的の部屋に進んでいく。
1980