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    piyokko

    @piyokko_biyori

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    piyokko

    MAIKING🎴🌊
    たぬき×リーマン
    家事のお手伝いさんとして働く為に都会にやってきた小さなたぬきの炭治郎が、普通のサラリーマンの冨岡さんと仲を(強引に)深めていくお話
    少しずつ書く
    あなたの主夫になりたくて!- 1 -

    「え、」

    夏の夜、二十二時頃。暑さに茹だりながらスーツケース片手に帰路に着く男は、子供が駆けて行く様を視界の端で捕えた。細道に入っていったようで、一瞬しか見えなかったが...小学生だろうか。親らしき人物は見えなかったし、あの細道は人気が無ければ街灯と呼べるものも少なくて静かだ。この時間帯に子供が彷徨くのはあまり良い事ではない、真面目な男は心配になり後を追った。細道を進んでも自分の家には帰れる、子供に何事も無ければそれで構わない。

    細く長い裏路地に入ると、その子供は途中まで行ってしまっていた。暗くてよく見えないが、近隣の家の明かりでぼんやりと不自然なシルエットが浮かんだ。小走りしながらふらふらと横に揺れるその様は今にも転けてしまいそうであるが、それよりも男が注目したのは子供の体格が思っていたより小さかった事だ。想像より小さな子供が、籠のような物を頭上に掲げて走っていたのだ。こんな幼子が何故夜道を...、男は慌てて駆け寄った。
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