「私」という存在三宅葵依は一人悩んでいた。しかし、その事は本人以外知らない・・・。
「あ、あの後ろ姿、葵依だ。おはよ・・・っ!?」
「誰かと思えば椿じゃないか。おはよう・・・」
「な、何かあったの?顔色が良くないけれど」
「大丈夫、気にしないで。昨日は眠れなくって・・・ふぁぁ・・・っ」
(葵依、何かおかしい。いつもは寝れなかったくらいで顔色は悪くならないし、こんなにぐったりしてない。絶対何かあったわね。こうなったら・・・)
その日の昼。椿はとある人物を呼び出した。
「あ・・・来た」
椿が呼び出した人物は、渚と緋彩。
「おっす椿ー。」
「あら?葵依くんは?」
「今日は一緒じゃないのか?」
「いや・・・今日呼び出したのは葵依の件で・・・」
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