権一真が消息不明になって動揺する引玉の話 本編終了後のいつか、権一真が任務でとある山に住む妖魔を退治に行ったきり戻らないと聞いて、探しに行く引玉。
麓の村で聞き込みをすると、何日か前に巻き毛の少年を目撃したという証言が。
この山には人食いの化け物が出るから行ってはいけないという忠告を無視した少年が山に入って行った後、この世のものとも思えない恐ろしい咆哮が山々にこだましたので村人は震え上がったが、最後にひときわ大きな声が長々と響いたかと思うとふっつりと途絶え、それきり山は静かになったという。
きっとあの少年は化け物を退治するために天から遣わされた武神様だったんだ〜、ありがたやありがたやと語る村人。
退治には成功したようだが、任務完了の報告も寄越さずどこをほっつき歩いているんだとイラつきながら山へ向かう引玉。
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