いざにゃとかくぬい名前をどうしようかとカクチョーはいざにゃに色々な名前で呼びかけています、でもいざにゃはいざにゃだから違う名前はどれも気に入らないので鳴いたりせずにぬいぐるみをしっぽで撫でています。
その様子を見ていたイザナがいざにゃからぬいぐるみを取ろうとしていて、いざにゃはミィ!と逆毛を立てました。
「かくぬいをオレにも見せてくれてもいいだろ。」
「かくぬい。」
「かくぬいだ。」
いざにゃに猫パンチを食らっているイザナがふわふわした四文字を口にします。
かくぬい、多分この自分に似ているぬいぐるみのことだ、だとしたら猫の方は。
「お前にそっくりなぬいぐるみだからかくぬいだ。」
「…ならこいつはいざにゃだな。」
「おい、下僕。」
「痛いからつねらないでくれ。」
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