夜の街、歌舞伎町。ここでは国籍性別問わず、人々が集まってくる。
俺、花垣武道はとある職業に憧れこの街に辿り着いた。
それは、男なら一度は憧れたことのある職業、ホストだ。
いろんな女の子にモテたい。貢がれたい。あわよくばかわいい子とエッチもたくさんしたい!そんな下心丸出しで楽観的に考えた俺はホストを目指した。
しかし、現実はどうだろうか。
毎日初回の女の子に品定めをされ、ひどい時には顔がタイプじゃないからと名刺を破かれた。
送り指名すら取れず、せめてヘルプの席では…と意気込んで盛り上げようとするが空気が読めず姫と先輩を怒らせてばかり。
俺を可愛がってくれる数少ない先輩にはこの仕事は向いていないんじゃないかと苦言を呈されていた。
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