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    ku_wa_kuwa

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    BSR政小|無双慶孫|BRT🍅🔩・🍥Ⅸ|字書き

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    いつぞやの輝小現パロR18

    #輝小
    brightElementarySchool

    いつぞやの輝小現パロR18蔵に眠っていた地酒の大吟醸の栓を抜く。
    すぽん、と軽快な音が響き渡ると共に二階にこもっている梵天丸の様子が気になったが、物音が聞こえないあたりさっさと布団に入ってしまったのだろう、突然押し掛けるようにして引越し業者が入ってきたのだから無理もない、切子グラスにぽとぽとと注がれる日本酒から熟成された上品な香りが広がった。
    「小十郎も飲むだろう、なかなか口当たりが良くてうまいぞ。」
    返事も待たずにグラスを二つ用意してしまったが椅子に座る小十郎から否定てきな反応がなかったため調子づいて表面張力すれすれに注いでやる、軽く肯定する彼の表情からはあまり飲みなれない大吟醸に対してむしろ興味が湧いているのではないかともとれ、たまたまではあるが一押しの酒が手元に残っていて良かったと安堵するほどだった、だからこそ差し出して早々にジュース感覚でそれらを呷られたときは開いた口が塞がらなかったのである。
    恐らく小十郎は酒を飲んだ経験が少なかったのだろう、またはチューハイや果実酒が主で、アルコール度数の高い日本酒は初めてだったのかもしれない、そうでなければ二十五度もある酒を一気飲みできる訳がない、これは刺身や煮物でもつまみながらちびちびと時間をかけて飲むのが正しい楽しみ方であって間違っても缶ビールのようにぐびぐびいくものではないのだ、先に説明しておくべきだった。
    「輝宗様。」
    「俺が悪かった、この酒はな、ゆっくりと時間をかけて飲むのが――。」
    がたんっ。
    消えた、そう驚いて立ち上がるとリビングの床に吸い込まれるようにして小十郎が倒れていた、嘔吐するでもなく、唸るでもなく、ただすーすーと寝息を立てて夢の世界を漂っているようだ、強い酒を一気に呷ったのだから仕方ないとはいえ意識を飛ばすように一瞬で眠ることなどありえるのだろうか、どちらにせよ自分のせいで悪酔いさせてしまったのは間違いない、ひとまずベッドへ運ぶことにしよう。
    「ベッドに行くよ、つかまって。」
    完全に意識を手放しているのか、揺すっても抱き起しても反応はなく、殆ど俺がおんぶする格好で寝室へ向かうことになった、生憎小十郎が引っ越してきたばかりの我が家に彼の寝床はなく、業者に運び込ませたベッドも今はどこにあるか分からなかったため自分の寝室に連れていくしかなかったのである、こんな体臭漂うおじさんのベッドに寝かせられて後で文句を言われないだろうかと冷や冷やしたが他に選択肢はない、せめてもの気休めとして毛布は新品のものをかけてやった。
    「輝宗様。」
    「気が付いたかい、今夜はもう休んだほうがいい、俺は隣で寝てるから気分が悪くなったら言うんだぞ。」
    「輝宗様。」
    聞こえなかったのか、どこか虚ろな眸で肯定も否定もしないまま小十郎の左手だけが宙を彷徨っている、これは握り返したほうがいいのかと考えなしに手を取ってみたが、体温が伝わった途端後ろめたい気持ちが先行してすぐにひっこめた、しかしそれを追って小十郎の指先が後方に伸びてくる、酒のせいで人肌が恋しくなったのだろうか。
    「…腕。」
    「え?」
    「腕枕してください。」
    一瞬、腕枕とはなんだったかと記憶を手繰り寄せるほど小十郎からの注文は唐突であった、そういえば昔おばけが怖いとめそめそ泣いていた頃の梵天丸によく添い寝のついでにしてやっていたが、果たして二十代の小十郎にしてやるのは正解なのだろうか、いや、酔っぱらって正常な判断がきかなくなっている彼にそんなことをしてしまったらきっと朝になって不快な思いをされるに違いない、ここは丁寧に断って潔く就寝したほうが無難であろう。
    「腕枕は明日にしよう、俺は今から風呂に…いてっ!」
    「輝宗様もそうやって俺を煙たがるんですか。」
    額をかすめたのはベッドのわきに置き忘れたスマートフォンであったが、ひとつ間違ったら流血していてもおかしくはない威力だ、これは厄介なことになった。
    「そんなわけないだろう、お前が酔っているから心配して…。」
    「酔ってません。」
    本人にきっぱりと否定されたが薄らと紅潮した頬や支離滅裂になりかけている話を上げれば、泥酔していることなど一目瞭然である、話しても解決しないようなら、いっそ腕枕でも添い寝でも付き合ってやればいいのだろうか。
    「分かった、なら一緒に寝よう。」
    恐る恐るベッドに身体を忍び込ませてやると、かえって小十郎の方が早く早くと急かすかたちで腕枕をねだってきた、酔っぱらっているからとはいえこんなにはしゃいだ彼を見るのは初めてかもしれない、今まで気付かなかっただけで本当は誰よりも寂しがり屋で甘えん坊な一面を隠し持っていたのだろう、でなければ身内でもない年上の俺に自分から身体を摺り寄せてくるはずがない、いや、そのところ本心はどうなのだろう。
    「なあ小十郎。」
    腕枕をはじめる前から腕に絡みついてくる小十郎を宥めながらついでといった様子で訊ねてみた、先程と打って変わって満足気な表情を浮かべているが、ふと目に留まった眸はやはりどこか眠たそうだ。
    「もしかして、俺に気があったりするのか?」
    自分でも何を訊いているのだろうと呆れながら、相手が返答に渋ったときにはやはりなんでもなかったと濁して狸寝入りで誤魔化すつもりでいた、だからこそこちらも冗談半分で、そんなことあるわけないだろうと寧ろ確認程度に質問したのだが、見つめ返す小十郎の表情はなんとも絶妙な雰囲気を帯びている、怒っているような、どことなく寂しがっているような、どちらにせよ鼻で笑っていないのは確かだ。
    「ご迷惑ですか。」
    「…え?」
    ひときわ鋭い視線とぶつかったが、理解が追いつく間もなく言葉が続けられていく。
    「迷惑ならはっきりとそう仰ってください、その方が俺も諦めがつきます。」
    腕枕になりかけた右腕が吊りそうになるのを無理矢理我慢してゆっくりと小十郎の眸を覗き込んだが、眠気眼の裏に隠れた今にも泣き出しそうな憂いがはっきりと確認できたことで反射的に視線を逸らしてしまった、しかしもう一度、今度は覚悟を決めて振り返る、躊躇っていた利き腕も一緒だ。
    「輝宗、様?」
    がさがさと耳障りな羽毛布団が多少気になったが、構わず両腕で小十郎の身体をぎゅっと包み込み、そのまま深く抱きしめた。
    半ば自棄になっていたところもあるかもしれない、正常な判断がつかない小十郎の言葉を鵜みにして自分だけが浮かれた行動に走っているだけなのかもしれない、それでも今は、この泣きそうに縋り付いてくる同居人を放っておくことが出来なかった、出来る事ならこの場で一緒になってしまいたいとさえ思ってしまう。
    「なら今夜だけ俺に付き合ってくれないか、悪いことはしない、ただ、一緒に寝るだけだ。」
    同意を求める代わりに小十郎の唇につんと触れてみた、普段から目鼻立ちがしっかりしているのに、今目と鼻の先に見えている彼は別人かと見間違うくらいに幼い表情をしている、半分泣きそうで、半分子供のように甘えたがりで、そんな可愛らしい様子を眺めていたらいつの間にか口づけていたのだ。
    「ん。」
    すうっと吸い込まれるようなキスだった、柔らかいそれに自身のぼってりが触れた途端、押しとどめていた胸の奥のマグマのような熱がいっせいに溶け出して抱き締める腕がおのずと乱暴なものに変わっていく、もはや羽毛布団の擦れる音など耳障りですらなく、寧ろムードをかき立てる材料に他ならなかった。
    「ふ、う。」
    「すまない、どこか痛かったか。」
    いいえ、と小十郎が首を横に振ったのを見届けてから再度唇を押し当てていく、既に身体は煮えるほど熱かったが、密着する小十郎の上体はそれを上回る熱気を帯びていた、下手したら熱でもあるのではないかと心配するほどであったが、生憎そこまで気が回る状況ではない、押し当てた唇の隙間から僅かにはみ出た舌が柔らかな上唇に触れたのだ。
    「あ、てるむねさっ。」
    一緒に寝るだけ、などと戯言をこぼしたのは一体誰だっただろう、つん、と触れただけの舌先が、ぐいぐいと温いぼってりを押し分けて口の中へ入っていく、綺麗に整った歯列を丹念になぞり、上唇と下唇を優しく吸い上げてから溶けるように熱い唾液を含んだそれに吸い付いた、酒の味がするのはお互い様だ。
    「ふう、ん。」
    舌と舌が僅かでも触れ合うたびに身体がふわふわと浮き上がるようだった、知らず知らずのうちに身体が疼きをあげ、唾液を絡ませる間も小十郎の唸り声が聴覚を刺激する、ちゅぱっと途切れる水音も手伝ってか、眩暈がするほど気持ちが良かった、小十郎はどうなのだろう。
    「気持ちいいかい?」
    暗がりでもはっきりと確認できるほど小十郎の唇はきらきらと輝いていた、それがディープキスのせいであり、他でもない俺の唾液が付着してできたものだと自覚すると何度でも口づけたくなってしまう、しかしそろそろ熱を解放してやらなければ明日の仕事に響いてしまうだろうか。
    「こっちも、触ってやるな。」
    「!?」
    もぞもぞと利き手を潜らせてさらりと触れた先にはそれだけで明確に勃起を確認できる一物が、今にも限界を迎えそうな勢いで脈打っていた、寝着ごしではあるものの、薄っすらと湿り気すら確認できたのだからショーツの中はとんでもないことになっているのだろう、想像しただけでこちらも勃起が止まらなくなってしまう。
    「待っ!そんな、ところ…。」
    憶病になる小十郎を慰めるように唇で言葉を塞ぎつつ、右手は勃起の膨らみを優しくなぞり、下から上へすくい上げるように射精を促していく、こちらの動きと連動して小十郎の腰がびくびくと跳ね上がるようすが可愛らしくて堪らなかったが、それ以上に陶酔していく小十郎の表情が例えようもなく厭らしかった。
    恥じらいを帯びた頬は紅潮し、への字に曲がった眉は次々に襲い掛かる刺激にどう耐えたらいいか分からず悩ましげに垂れている、咄嗟に身体へ絡みついてくる腕にはきつく力がこもり、潤んだ眸は今にも泣き出しそうだ、こんな光景を見せつけられて俺は一体どうしたらいいというのだろう。
    「てるむねさまっ、待っ、もう、出てしまい、そう、で、す。」
    「いいよ、気持ちよくなりなさい。」
    殆ど泣きじゃくる状態に近い小十郎の髪を撫でながら、もう片方の手では膨らみの根元をきつく握り込むかたちで上下に押し揉んでいた、寝着を邪魔とは感じず、寧ろ着衣での愛撫がより昂奮をかき立てるように思えて酔いしれていたくらいだ。
    とはいえこのショーツを下げれば、およそいきり立った男根が先っぽから透明な汁を溢しながらぴくぴくと震えているのだろう、太い血管を浮き立たせた立派な肉棒が逞しく起立する図を想像すれば夢が膨らまないはずがない、だとしても肌を晒すのは今ではないような気がする、少なくとも素面で本心を聞き出すまでは本気で抱いてはならないのだ。
    「あ、出っ、うう!」
    ひときわ熱い迸りが寝着を伝って俺の指へ伝わった、じんわりと温かいその中に、触れると粘り気を帯びた白濁が溢れ出している、無事に射精を終えた小十郎を風呂に連れていこうと思ったが、よほど疲れたのかそのまま意識を飛ばしてしまったようだ、さて、明日から一体どう接すればいいのだろうか。
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