ミルグラム/パロミルグラムのルール
収容されている人物は、老若男女問わず“人殺し”である。
彼らと共に生活をし、その罪を赦すか赦さないかの審判を下すのが看守である。
看守にはタブレットが支給され、囚人の情報や囚人が身に着けているチョーカーに埋め込まれた発信機から、誰が何処に居るのか特定が出来るようになっている。
囚人はあらゆる行動が規制されている。
一つ、看守に危害を加える事を禁ず。
一つ、他の囚人を殺める事を禁ず。
一つ、ミルグラムの審判から逃げ出す事を禁ず。
一つ、自ら命を絶つ事を禁ず。
など、これらのルールを破った場合、チョーカーに埋め込まれている薬物が注入され一時的に意識を失う。
意識を失っているうちに必要があれば個室にて体を拘束、および監禁するか看守の判断に委ねられる。
審判時は看守と囚人の意識をリンクさせ、囚人の深層心理を看守の脳裏に映像として流し込む。
その結果、“赦す”か“赦さない”かを選択する。
審判は三審性で、最後の審判で囚人の運命が決定する。
~特殊事項~
一審・二審で囚人が赦された場合、看守の判断で私物を1点まで持ち込む事を許可する。
一審・二審で囚人が赦されなかった場合、罰を受けてもらう。
三審で赦された場合は釈放、赦されなかった場合は死刑となる。
◆基本情報の開示◆
囚人No.001 ヨドヌマ/淀沼
職業:コンビニアルバイト
収容理由:包丁による恋人の刺殺
囚人No.002 ファルシュ
職業:高校生
収容理由:知人の自殺ほう助
囚人No.003 ゴス/呉須 基一
職業:製薬会社
収容理由:同僚の殺人
囚人No.004 ウスズミ/薄墨 鏡
職業:フリーター
収容理由:上司の命令による一般人の銃殺
囚人No.005 オウニ/黄丹 舞
職業:なし
収容理由:大量殺人