江水ロスがひどい刀ミュ江水散花雪が終わってしまったではありませんか。みなさん千秋楽の配信ご覧にになりましたか……私は見ました……ディレイで映る限り毎日見ました……そして……今、
江水ロスがひどい
円盤今日発売して
当方山姥切国広を推しているのですが、見事に”舎弟”と相成りました。山姥切国広先輩の舎弟です。
漢道先輩(漢道を熱唱して大暴れする山姥切国広先輩)がとても元気だったのが印象的すぎました。ツイッターで「みんな公演の運動量で痩せていく中、山姥切先輩の腕の筋肉だけは増している」みたいな呟きを見かけましたが、アレは、ガチですね……? 山姥切先輩のブロマイド(公演前に撮影)を改めて見てみてびっくりしました。ブロマイドでは細腕でしたよフレンチスリーブから覗く細腕。それが、アレに。拙僧の筋肉級に。角度とか見え方の問題ではないようでこいつは驚いた。もりもり育って千秋楽ではジャケット引き千切れたのもおそらく本当(1曲目、第二形態で小竜くんを向かい合ってるところで確認)。それでこそ国広の傑作(?)。山姥切国広推していてなんですけど、彼は儚げに見えて、形容しがたい繊細さの欠如や脳筋さが確かにあって(例:「斬ればいいんだろう」「菓子か」「俺に意見はないな」)、そこもまた魅力だと思ってきたのですが、そんな推しへの幻想に現実の方が寄ってくることあるんだ~って……。
でも大阪公演までは太鼓も叩いていましたからね、依り代の方は必然的に腕力が要求されますよね……。歌って演技して太鼓叩いて大変……。うんでも、東京公演でも漢道で暴れていたから腕力がいりましたよね!!ゥオオオトコミチィイイェァアアア!
大阪公演で生観劇しましたのでその思い出を語りますと、大阪公演の漢道先輩のバチ捌きはものすごかったんですよ。雄叫び上げて叩きながら吠える。その気迫に、ウッス! 先輩ついていきます! って舎弟は舎弟になりました。初日も配信を見ましたが、お歌の抑揚がもっと進化してて、公演重ねるごとにさらに磨かれていくんだなあとますます楽しみになったものです(後方腕組み舎弟面)。生観劇したのは2/23、山姥切先輩の定点カメラしておりました。そして私の残る生観劇チャンスはもう一回、2/27大阪楽では全体を見渡そうと思っていました。……予定に終わりました……。
元々2/11, 2/13にも予定していたのですが、それらもアクシデントで公演中止になっていましたから、巡り合わせで4回観劇する予定が1回きりとなってしまいました。26日にフォロワーさんその他のツイートで南泉くんのお怪我について知って、キャストさんがとてもとても心配になりましたが、結果的に大事には至らなかったようで良かったです!! まあ私にはこのあとなんかいいことあると思ってます!!!
でもね、刀ミュ現場参戦したことのある方なら信じてくださると思うのですが……私もしくは周囲へ山姥切先輩からファンサもらいましたよ!!目線と拳向けてもらったんです!! というのも、私を含めて2列×6列くらいのアイボリーの縦帯を形成しておりましたから、だいたいこの辺りへアピールくださったんじゃないかな? と。そう思ってた方が幸せなのでそう思っておきます!!
ていうか歌うま・・・!! 初日の配信で驚愕
しましたが、いや~正確な音程に低音ビブラート、かっけーっす。それに山姥切国広がここぞって時に声大きいの解釈一致です。
推しが内職をしてしまい申し訳ありません(?)。けれどこれも大枠で解釈一致です……(無双こんのすけの「正史の範疇に収まりました」と同程度のガバガバ具合)。
山姥切国広、極めると土いじりで雑念を吹き飛ばしてるんですよね。彼は脳内で120考えて最終的な出力3になる性質ではないかと言われることもあるくらい、考えすぎてドツボにはまるということが多いんではないかと思います。変に考えすぎてしまうよりは、何か手を動かした方が気が紛れるというのはよくある話で。詰んでしまった世界でどうすることも出来ないので、内職して過ごす方が気が楽だったのかもしれませんね。それと山姥切国広(刀)、所持していたおうちが困窮して買い取り願いを出された経歴があるようなので、お金は大事だという意識は普通にあるのかもしれません。
あと順当にステの方も意識していたのもあったのでしょうね。ステ意識が一番先に来て傘と浮世絵→内職! で出来たのかもしれないですけどね。いやだからって横スライディング眼光鋭め草鞋編み先輩は面白すぎました。さすが山姥切国広先輩です。さすまんば先輩。
はい、ここで当方小説書きにつき一旦SSです。(CMみたいになってしまった)
歌仙さんが歌を詠むのを抑えきれないのと同じように小説でしかこの想いを表現できないので小説にせざるを得ないのでした。
江水散花雪 帰城後を妄想しました
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本丸の大門をくぐり、仲間たちの気配が満ちた空気を嗅いだところまでは覚えている。懐かしさと安堵に、張り詰めていた精神を急に乱されてしまった。目の前がすっと暗くなりくずおれて、両脇から抱えられる。
「重症者がいる! 主を呼んでくれ!」
よく通る大包平の声に左耳が痛んで思わず顔をしかめる。沈みそうだった意識が一瞬繋ぎ止められた。
右で和泉守兼定が問う。
「さすがに血を流しすぎたな山姥切。手入部屋までもってくれよ?」
答えようと唇を動かすが、発話するだけの気力は尽きていた。
そのまま二振りに引きずられるようにして運ばれているうちに、まぶたの重さに耐えきれず意識は落ちてしまっていた。
未だに心のどこかで「戻って来てしまった」という、罪悪感と呼ぶにはおこがましい感情が沈殿しているのを感じながら。
目を覚ますと、手入部屋だった。清潔な布団を掛けられ、障子からは明かりが差している。ここでは昼間であるようだ。何日経ったのかは分からなかったが。
『目が覚めたようですね』
柔らかい男の声に身体を起こすと、思った通り、主が座ってこちらを向いていた。
「任務は……」
『大包平から報告を聞きました。お疲れ様でした』
「ああ、……。聞いたのなら知っての通りだろうが、あんたの読み通り任務は失敗に終わった。上手く立ち回れないかとあがいてはみたが、やはり今回は敵の方が一枚上手だったな。それに……」
『それに?』
「……大包平に、借りが出来てしまった」
主は変わらぬ柔らかい声で教えてくれた。
『大包平も同じことを言っていましたよ。貴方の経験に、助けられたと』
「あいつがそんなことを?」
笑ってしまう。もちろん自嘲だ。
「もうあいつは立派に隊長をやっていける。申し分ないさ」
左手で布を引き下げようとして、布をかぶっていないことに気付いた。同時に、左手には分厚く包帯が巻かれていることにも。
『その手の傷は、交戦してできたものではありませんね?』
「これは……刀の血を拭おうとして……。……い
や、そうだな。少し……。これはよくない行動だった」
『……やはり、非常に難しい任務だったようですね』
主は無理に聞き出そうとはしないでおいてくれるうようだ。だが続けて出てきた言葉は、山姥切国広にとっては意外なものだった。
『他の皆さんにも、同じ場所に、同じ傷が出来ていましたから、少し不思議に思っていました』
「え……」
この手は、ほとんど自分で切りつけてしまったようなものだ。それでいいと思ってしまったから。その方が楽だとさえ思ってしまったから。他の誰でもない、この俺が、こうなるべきだとずっと思っていたから。
戦場で刀を拭うことはよくあるが、気をつけていればつくような傷ではない。むしろ刀が人の身を得た存在にとって、不名誉な傷と感じる者の方が多いだろう。それが、全員についていた? それでは……まるで、俺の傷を傷の中に隠したみたいじゃないか。……同じ痛みを、分け合ったようではないか。
『どうかしましたか?』
「いや、……皆の具合は?」
『手入部屋にいるのは、あとは貴方だけですよ』
「そうか。それなら良い」
全員無事に本丸へ返すことが出来た。俺にしては及第点というところだろうか。だが、満点にはほど遠い。
「よくない行動を取ってしまった罰として、俺のこの傷はしばらくこのままにしてくれないか。直す前に……考えたいことがある」
主は山姥切国広の左手を取ると、両手で包んで力を込めた。その神通力で傷はたちまち直ってしまった。
「あ、おい……!」
主は優しい口調で、でも引かない様子だった。
『直す方が、貴方には効きそうだったので』
「……はぁ」
大きなため息が抜けて行く。
「……正解だ。救助と新人教育を兼ねるつもりが、逆に俺が教わっ……」
そこでようやく思い至る。
「あんた、それも含めてだったのか。『俺にしか出来ない』などと言って、その実は」
『何のことでしょう?』
とぼける口調が今は小憎たらしい。
「……まんまと……」
『今日は出陣の要請はありません。考えたいことがあるということでしたら、このままここで休んではいかがですか?』
「……そうさせてもらう。色んなことがあった」
『分かりました。ゆっくり休んでください。それから』
「ん?」
『貴方の分も、準備してありますからね。いつでも、貴方のタイミングで。その資格が、あなたにはもうあるのですから』
「………………」
答える前に、主は部屋を出て行ってしまった。おそらく、こちらがまだその「タイミング」になれないと察しているから。
一人残された部屋で項垂れる。
「……俺には……そんな資格……」
障子の外の明るさがほっといてくれない、容赦が無い。長らく光の差していない古池のような自分には、目が眩む。これまでそうだったように、ずっと直視しないままではいられないのだろうか。
水面には、新たな雫が落ちて波紋が広がっていた。
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山姥切国広が血を拭う時、明らかに刀を掴んでいたことに着想を得て。
そして締めの刀剣乱舞でもみんな刀拭う振り付けでみんな握っちゃってるんですよね。刀を握ったら最悪指が落ちるんですけど、どう見ても握っちゃってるんです。刀の血を拭う振付したら役者さんがそれをつい忘れて握っちゃってる説もあると思うんですが、刀ミュの座組でそんな初歩的な指導が入らないのも変だなと。
そういうわけで意図的に握ってるということにしました。
江水散花雪は始めから負け戦でしたから……。
敏腕審神者Pはなんでこんな希死念慮抱えた山姥切国広(布)を詰んで摘んで放棄された世界に送り込んでんのや……ワレ体育館裏にちょっと来いや(治安悪化)と思ってたんですけど、よく考えたら(メタ視点入りつつ)、兼さんを増援に送ってくれたんですよね。それは全員の帰還を願っていたから。山姥切国広が要求していたから出来ることをしてあげていた。
審神者Pは古参山姥切国広にしか出来ないことだと本当に思って送り出した……と信じたいです。
いやわかんないですけどね。
刀剣乱舞メインテーマでは元々刀を拭う振付あって、そこではみんな握りがちだけど握ってないんですが、江水散花雪ではみんな握っちゃってるのは、やはり意図があったのではないかと。
細かいんですけど、例えば初日では1部最後の全員で正座で礼する演出で、刀剣男士たちは山姥切以外は頭下げるの早くてちょっとカッコ悪いんですよ(あと付喪神なのに人間に速攻で頭下げたら変では?)。と思ってたら。それが千秋楽ではタイミングバッチリになってたんです。そこまで細かい演出振ってる刀ミュさんのことだから、おもくそ刀握っちゃってるのはわざと説を推しておきました。
負け戦でも戦い抜いた江水組、乱舞祭では誉ポンされてほしいよ~~~!!!
ねええええそういうわけで江水ロスがひどいんだけど配信まだ!?!? CDまだ!?!?! 円盤明日!?!?!?
もしアンケートまだ答えられるようになっていたら、初日、大阪公演のどこか(撮影されていたかは知らない!)、千秋楽、全部円盤に収録してください!って書いてくれませんか? 私は正直に書きました! 黒くない小竜くんもいた初日、太鼓に磨きがかかった大阪公演、そして集大成千秋楽、全部無限に見たいよ~~~
千秋楽のまんば先輩の煽りまくりコーレスすんんんんんごかったですね。私はあの時情緒がぶっ壊れたままです。
まだまだ語り足りないですがもうコレ印刷しないと間に合わないので、閃華春大祭2022、楽しいイベントになりますように!完全に早朝テンション!
2022/03/21 5:53
辺境の戦人 あっくん (@akkun̲tkrb)
追記
初日と千秋楽が両方円盤に入るのが発表されました!!
やった~嬉しい!アンケート書いてくださった方ありがとうございます…!
でもそれだと全景映像は入らない…のかな?でもとにかく元の演出も円盤で見られるの嬉しい!!
ありがとう刀剣乱舞
ありがとうけんらんぶ!