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    かくも。

    雑食野郎です。チェ、マキマと俺ガイル戸塚を愛すやつ。夢・腐はどちらも書けます。ジャンル雑多・捏造・マイナー寄り注意。

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    かくも。

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    捏造ブルーロックその2。名前はお好きに変えてくださいGO。

    #ブルーロック
    bluelock
    #二次創作
    secondaryCreation
    #夢小説風
    dreamlike

    士道龍聖のストッパー。試合終了のホイッスルが鳴り響く。4ー2。Uー20代表戦練習試合は、糸師冴の率いるチームの勝利で幕を閉じた。
    盤石とはまさにこのこと。冴は士道を獲得し、チームとして更なる飛躍を遂げていた。


    整列に一足早く並ぼうと動く。すると、独り言かのような音量でなにか聞こえてきた。「……クッソ、卑怯だろ。こんなバケモンと戦んなきゃなんねぇとか………」
    冴は聞き流そうとそのまま足を止めない。すると、バキッ、と何かを殴るような音が鼓膜をつんざいた。

    「あァー なんか言ったかよ、聞こえねぇなぁ♡」
    「…士道」
    冴は大きく顔を歪めた。威圧がかかる雰囲気に、士道は手当たり次第に相手チームの選手を殴ろうとかかる。

    後先考えねぇ、快楽バカが…。心の中で口汚く罵った冴は「おい」と士道を牽制しようとした。 その時聞こえた声がなかったら、冴は士道を半殺しくらいにはしていただろうか。

    「クソバカ……。他人のフリしてやったのに、お前ほんっとどうやって糸師冴のチームに入れたの」
    「ア…?名前、か?」
    「むしろ気付いてくれてなくてよかったよ、恥ずかしい。え、僕こんな性欲ゴリラに負けたの?」
    「精通もまだなガキにはわかんねェんだな、俺のこの凄さが♡」
    「…糸師さんですよね。え、アイツ淀川に落とすの手伝いますよ」 
    「…………そうだな」
     
    冴はうまくその少年を横目で見る。身長が180ある冴の、頭2つ分は低い。試合中だったから顔は覚えていなかったが、2点決められたのは間違いなくこの少年からだった。
    黒髪童顔で、あどけない顔立ちをしている。正直小学生くらいかと冴は思った。
    少年、と呼ぶのが一番しっくりくるような。士道と並ぶと真逆さがヤバい。
     
    「名前てめェ、まだサッカーやってたんか♪ 中学までしかやんねェとかほざいてたろ、クソガキ」
    「そもそも始めたのが中2なんだけどな。僕も呼ばれたんだよ。どっかの性欲ゴリラと一緒で」
        
    冴は少し思考を停止。そうして、耳を疑う。
    中2から?冗談だろ、じゃあサッカー歴何年だ?中学校から、この成長速度?
        
    冴は思った。初対面の俺にも気軽に話しかけてくるコミュニケーション能力。サッカーセンス。何よりも、問題児・士道龍聖のストッパーにもなる。
    これ以上が、あるか?少なくともそっちのチームは決して強くはなく、調整相手もいいところ。
    チームに恵まれなかったで、廃れていく才能はあってはならない。冴の持論だ。

    「…お前、ポジションは」
    「SBです。」
    「オイ名前、そうだ、お前俺のチーム入れよ。お前女のLINEクソ知ってるし、サッカーまぁまぁ出来るし、便利だからよぉ♡なぁ、入れよ。そしてお前のオンナを俺に分けろ粗チン」
    「はァ?嫌だよ、みんな僕のカワイイ彼女とセフレだから、お前にやるわけねーだろゴリラ。 つーか入れるわけねぇだろ、規則的に。糸師冴のチームだぞ」
    「ア?何でだよ、オイいいよなァ下まつげ」
    「あぁ。規則の方は後で俺が交渉に行く。歓迎するぞ、名前」
    「……あっはは!遠慮します!」
        
    にっこり可愛い笑顔を浮かべて、星来が全力否定した。すると、冴はゆらりと歩き出し、首だけ星来の方に傾け、

    「決定事項」




    威圧。名前の喉がひゅっ、と、嫌な音を立てた。


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