ジーザスくんが立派な攻めに成長するまでの道のり 1.5自室のベッドの上で目を覚ましたユダは、しばしぼんやりと天井を見つめた。
カーテンの隙間から漏れる光は明るくて、陽が登って大分経ったのだと分かる。
身体も頭も、なんとなく怠い。
だが何故か、不思議と充足感も感じていた。
昨日何したんだっけ、とユダは記憶を探る。
そして昨晩のことが頭を過るやいなや、ユダは勢いよくベッドの上で起き上がった。
酒が残り少しくらくらする頭で、ユダは顔を顰めながら必死に思い起こした。
ジーザスと、ソファでワインを飲んでいたこと。
気が付けば、キスをしていたこと。
初めてだというジーザスに、俄然色めきたってしまったこと。
首筋を唇でなぞると、ジーザスがころころと笑い、可愛かったこと。
ジーザスに「いきたい」と言わせたくて、寸止めをしたこと。
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