続きその夜
夢の中に栗原さんがでできた
『栗原さん......どうして』
『すみません....私はあなたを騙したくなかった、私は自分があなたの想像でしかない存在だってことはわかっていた。けど、私はこのままでもいいと思ってしまった。きっと、あなたもそう思っているでしょう?』
そう
最初は栗原さんが幻覚だとわかってショックを受けたが
このままでもいいと思ってしまったのだ。
わたしの知り合いや友達にはオカルトやミステリーが好きって言う人がいない。
唯一
栗原さんだけが話が合う人だったのだ
なにより
栗原さんと一緒にいると居心地がいい
(もしかして私って)
『そうです....どうしてでしょう』
『私はあなたのことが嫌いになれないし、忘れられない』
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