drag dreamtale#9やっと、二人だけになれた。
ずっと、ずっと願ってた。
けど、お兄ちゃんは期待とは違って怖がっていた。
でも、一緒になれた。そんな事、構わない。
愛してる。いつまでも、ずっと、ずっと。お兄ちゃんの事を。
「もう誰にも邪魔されないようにするからね。待ってて」
いずれこのタイムラインには俺とお兄ちゃん以外、出入りできなくなる。
守護者?という者も入れなくなる。
何が守護者だ。俺らの関係を断つ気だろう、絶対に。
そろそろ、ここは一番最初、無に戻る。
罪の意識も、薄れてゆく。
「お兄ちゃん。ずっとずっと、未来永劫、愛してるよ。」
お兄ちゃんの顔は、どんどんくしゃくしゃになっていった。
「どうかしたの?悲しい事でもあったの?あ、重かったよね。降りるよ」
1495