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    テーマ『ハグ』
    ハグじゃなくて~のくだりが書きたかった

    #tnpr夢
    #tnprプラス
    tnprPlus

    甲斐 夢「な〜」
    ソファーに座った裕次郎が、ぽんぽんと座面を叩く。ここへ来て欲しいという彼特有のアピールだ。
    「なーに?」
    「ん〜?やー、別に…」
    言う通り座ってあげると、すぐに腕が回って肩にずしりと重みがかかる。ふわふわとした髪が少しだけ首筋に触れる。迷いのない動作とは裏腹に歯切れの悪い返事にももう慣れた。
    はじめの頃こそこうやって抱きつかれる度にドキドキと緊張して何かあったのか不安になったものだが、今はそうは思わない。裕次郎がこうする理由は、ただ本当に純粋な愛情表現と、安心感を得ることであるということが分かっているからだ。
    同じシャンプー、同じ柔軟剤の香り越しにゆっくりとした心音が伝わってくる。こうしてくっついたままのんびりする時間は好きだ。でも自分から動いて身を寄せてくれる裕次郎が可愛くて愛おしくて、ちょっと尊敬している。私ならこんなに積極的にできないから。
    ハグはストレスを軽減するって本当なのかもなあ、と思った時、脳裏に昼間読んだ雑誌のコラムがよぎった。
    『ハグが好きなカレは少し甘えんぼさん気質✨』
    その文章はすぐ裕次郎のことを連想させた。猪突猛進な大胆さを持ち合わせていながら、どこかにあどけなさがある。背中の重さがより一層心地良く感じる。

    「…なんで頭撫でるんばー?」
    「甘えたがりの誰かさんが可愛くて」
    「甘えてないさぁ、何(ぬー)よ突然」
    「ふふ。雑誌で読んだんだけど、ハグが好きな人は甘えん坊なんだって」
    背後の裕次郎が唇を突き出して不満気な顔をしたことが、見なくてもなんとなくわかる。存外かっこよさにこだわる彼のことだから、甘えん坊なんて呼び方は不名誉極まりないのだろう。
    「なんでわんが…」
    「普段からこんなにハグしてるじゃん」
    「ち、違うさー!わんが好きなのはハグじゃなくて!」
    「ハグじゃなくて?」
    「ハグじゃなくて……その…」
    私の肩に顔を埋めた裕次郎は、その距離でギリギリ聞こえるくらいの声で囁いた。
    「わんは…やーが好きなだけさぁ…くっつきたいのも、そのせいやし…」

    叫ぶのを堪えたせいでぎゅ、と自分の喉から変な音がした。恐る恐る振り向くともう顔を上げた裕次郎が至近距離で私を見つめていて、きらきら輝く瞳に私が映り込んでいるのがわかる。頬は赤いのに何故かその表情は何時になくかっこよくて、心拍数が一気に上がっていく。固まったまま何も言えず目を泳がせていると、裕次郎は至極優しくキスをした。かっこよくて、ずるいなぁ。
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    k_r88986

    DOODLEちとたちが前提のリバ
    小説とかじゃないただのメモ
    ちとたちリバ普段抱く側ではあるが、橘のあまりの乱れっぷりに前立腺開発へ興味が湧いてしまった千歳。最初は指で弄ってみるだけだったのに次第にエスカレートしてしまい、自分用にエネマグラを買っているのを橘に気づかれて浮気を疑われるも経緯を説明したついでに『俺んこつ、抱いてくれんね…?』と思い切ってお願いしてしまう。まあお前が言うなら…と内心ノリノリの橘が承諾したことでその日の攻守交替が決まり、お互い初めてのようにドキドキしながら夜を迎える。開発済であるが故に指でも感じられる千歳だが、やはりそこは橘の(千歳よりも長さは劣るが太い)ものを受け入れたい。指よりもやや苦しいものの、今までの1人遊びで慣れ親しんだ快楽を楽しんでいた千歳だが、普段は見られないような男らしい欲望を滲ませる橘の表情から目が離せない。一方橘も、飄々とした出で立ちの千歳が自分にしがみついて甘く声を上げる様子を衝動を抑えながらじっと観察していた。1回で終わるつもりだった千歳は達した後も尚硬度を残したそれに驚きつつも未だ満足していなさそうな橘を甘やかすように受け入れる。予想外だったのは橘の体力だ。後ろで達するのは前で達するよりも体力を使うが、それ故に普段千歳と同じくらいのタイミングで体力の限界を迎えていたはずの橘は、攻守の入れ替わった今完全に千歳の限界を超えてしまっていた。始めはわざと艶めいた声で喘いでいた千歳も段々と余裕がなくなり、情けなく掠れた声で休止を求めることしかできなくなってしまう。橘としては、このように自分に翻弄される千歳を見る機会は貴重であるうえに快感に蕩けるその表情がなんとも言えない色気を孕んでいるためになかなか止めることができない。結局、これ以上付き合わせては翌日に障るだろうという橘の意思がギリギリで勝つまで翻弄された千歳はくたくたになって解放された。獣のように荒々しく自分を求める橘の姿、うっとりと濡れたような色気を放つ千歳の姿がお互いしばらく頭から離れなかった。
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