初めて話した夜.
ただ待ってるのも、落ち着かないな…。
とりあえず冷蔵庫を見てみるか。
一晩泊まらせてもらった事には変わりはない。
「ちょっと失礼しますよ、と。」
冷蔵庫を開けると、ドアポケットの上に玉子3つと、奥にベーコンが見える。
必要な物しか入ってないようで、当日入用のものは買って使い切る生活の様だった。
まあ、そりゃそうか。
俺にしても、クラウド達にしても
今は世界の復旧作業にじっとしている暇はない。
全く、セフィロスってやつは
相当なクレイジーだぞ、と俺はため息をついてしまう、、が、気を取り直してキッチンにあるフライパンで玉子とベーコンを焼いていく。
あいつは半熟か好みか完熟が好きか知らないが、まあ、俺様の好みでいいか。
盛り付けをしていた俺は、ヴィンセントが起きてくるかもしれないことなどすっかり忘れていた。
1820