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    ririri_enst

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    MAIKING(薫くんの接待疲れの別パターン的な感じで書き終えたいやつ)退寮後同棲設定
    零ちゃんが倒れる話疲れた、その一言にすぎる。ポケットからスマホを取り出し画面をつけると時刻は深夜二時半を回ったところだった。二十歳の誕生日を迎えてからと言うものの、お偉方との接待では酒を勧められ飲まされることも増えて来た。打ち上げだのなんとか会だの、理由をつけては飲み会を開くことが多い環境で、しかも二次会三次会まで続くことはザラにあるのだ。今日も「朔間くん、UNDEADのこれから先のことで話をしたいことが山ほどあるんだ。そのついでに一緒に食事でもどうだい?」と笑顔で含みを持たせた上層部の人間に誘われれば「ありがとうございます。ぜひご一緒させてください」以外に言えるはずもなく。天使のように可愛らしい顔をして悪魔のようなことを言う傍輩の方が数百倍も面白い話を聞かせてくれるだろうと思うくらいに下卑たくだらない話が続くのだ。愛想笑いを貼り付けながら浴びるように酒を飲まされ、こちらが抵抗できないのを良いことにあられもないところまで手を伸ばされたりもしたのだが、怪しい薬を盛られてホテルに連れていかれることも泥酔することもなくなんとか薫と住む家まで辿り着けたのは褒められたことだろう。
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