ずっと前からカービィ達と時を同じくしてこちらはプププランド、まあまあ大きいデデデ城の廊下を2人の騎士が歩いていた。
顔も姿もほぼ似ている2人だが、今日の表情はいつもと違い真逆のものだった。
「はぁ……。」
深いため息をつくメタナイトに対し、
「何だよ、俺と一緒なのが不満なのか?俺は別にオリジナルと一緒でも問題ねーけどな。」と若干機嫌の良いダークメタナイト。
「いや、そうではないんだが…。」言葉を渋るメタナイトにダークはニヤニヤしながら語る。
「どうせ彼女に何も言わず出てきたんだろ。」
「…くっ…!」
何故わかったといわんばかりの顔をするメタナイト。普段クールな彼がカービィが絡むと色々な表情を見せる事を本人は知らない。
「大丈夫だ。シャドーにアイツを家に呼んでいいぞって伝えてある。今頃和気あいあいと盛り上がってるんじゃねえか?」
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