「ケープ振り合うも多生の縁」欠落と覚悟融合のトロとレヴへの対応をみていた白銀がこぼす。
白銀「ふむ…君は知識があっても恋は理解できないのか。」
融合「俺はこれで満ち足りてる、理解できたとしてもいらないよ」
湯豆腐を引き寄てはんなりを抱きしめる、視線はフユキとカビ子へ。
白銀「愛と執着はあるのだね」
たとえ感情の制限が解除されても、その炎で身を焦がすことはない。
親愛や友愛、その火種をもっていても恋のそれは欠落している。
元からなのか、コアから流れ出た時に失ったのかはわからないが。
融合「俺はもう、無いモノに振り回されるのは真っ平御免だね」
隙を見せればあれに浸食される。オリーブ達のように捕まり落ちるのは嫌だ。
飽きたはんなりが自慢の弾力にまかせて弾け出ていく、湯豆腐にも行っていいよと視線を送る。
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