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    rabimomo

    DOODLEエリート月と大学生鯉の続きです。
    前作読んでいないとまるで話が繋がらないと思いますので、お読みいただける方は1からお願い致します!

    以下の要素を含みます
    ・かっこいい月島の少しかっこ悪い話
    ・香りづけ程度のすれ違い(不穏な要素は0)
    ・最初から最後まで安心安全の両思い
    ・月鯉肉体関係ありが前提(性描写なし)
    ②エリートリーマン月×大学生鯉 ――そこから、三月ほど。
     月島との交際は、順調だった。セックスも、数回に渡る触れ合いや指による慣らしを経て、交際ひと月を数える前に月島を受け入れることが出来た。一度身体を許せば冷たくなるということもなく、月島は相変わらず紳士な態度を一切崩すことがなかった。甲斐甲斐しいほどに、何もかもを完璧に手配する、理想の恋人そのものだ。女性誌の特集では、最上級の彼氏の振る舞いだとされるに違いない。
     そう、月島は完璧な恋人だった。百点満点中の二百点でもおかしくないほどに、何もかもが出来すぎていっそ現実味がないほどに完璧だった。愛されているというくすぐったさを感じると同時に、焦燥を覚えるほどに。
     月島の職場はいわゆるブラックではないが、大企業で相応の立場にある月島は責任を負う立場であり激務であることには変わりがない。その合間を縫って鯉登との時間を捻出してくれている。どれほど短い逢瀬であろうと、適当な場所で適当に過ごすことなど一切せず、食事はそれなりのクラスの場所に連れて行かれ、身体を重ねる時には必ず相応のホテルを押さえてくれ、遅い時間の帰宅になる場合にはタクシーを手配してくれた。鯉登とて裕福な家庭に育っているが、これは世の中の標準とは言い難いのだとは理解している。もっとも月島自身は、世の中の標準から随分と上に外れた収入を得ているのだとは知っていたが、それにしても過剰な扱いではないかと心配になるのだった。
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    rabimomo

    DOODLEタイトルまんまです
    めちゃくちゃ出来る男な月を書いてみたくてこうなりました
    在宅ワークした日に休憩時間と夜に一気書きしたのでちょっと文章とっ散らかってますので大目に見て下さる方のみ!
    直接の描写はないですが、肉体関係になることには触れてますので、そこもご了承の上でお願いします

    2/12
    ②をアップしてます
    ①エリートリーマン月×大学生鯉「正直に言うと、私はあなたのことが好きです」

     ホテルの最上階にあるバーの、窓の外には色とりどりの光が広がっていた。都会の空には星は見えないが、眠らぬ街に灯された明かりは美しく、輝いている。その美しい夜景を眼下に、オーダーもののスーツを纏いハイブランドのビジネス鞄を携えた男は、目元を染めながらうっそりと囁いた。
     ずっと憧れていた。厳つい見た目とは裏腹に、彼の振る舞いは常にスマートだった。成熟した、上質な男の匂いを常に纏っていた。さぞかし女性にもモテるだろうとは想像に容易く、子供で、しかも男である己など彼の隣に入り込む余地はないだろうと、半ば諦めていた。それでも無邪気な子供を装って、連絡を絶やせずにいた。万に一つも望みはないだろうと知りながら、高校を卒業しやがて飲酒出来る年齢になろうとも、仕事帰りの平日だろうと付き合ってくれる男の優しさに甘えていた。
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    rabimomo

    MAIKING記憶あり転生現パロ
    月→→→→→鯉っぽいものを書きたかったはずが、ものすごく鯉が可哀想な感じになってしまったので、それなりに覚悟して読んで下さい(肉体的・性的には酷い目にあってません)
    明治の様子や再会シーンやこの後のシーンなんかも構想はあるので、そのうち…書きます…たぶん…
    性描写・肉体関係なしですが明治で肉体関係あり(月鯉)です
    失われた風景 週末の居酒屋は騒がしく、しかしその喧騒をどこか遠くに感じながら、月島は手にしたスマートフォンに漫然と視線を向けていた。
     ホームボタンに触れてロックを解除すらしていない機器は、光を灯すことのないただの黒い板でしかない。着信や、ラインの通知が舞い込むことすらなく沈黙を続ける電子機器に、喉元まで出かかった溜息を飲み込む。こんなものに振り回され一喜一憂するなど愚かしいことこの上ない、電話すらほとんど普及しておらずに電報を駆使していた時代にはこのようなものに振り回されることなどなかったというのに――そこまで思考を巡らせてから、月島は今度こそ吐息を漏らした。
     止めよう。そんなことを考えたところで、不毛でしかない。そもそもその時代に対応を誤ったからこそのこの事態なのだ。
    14878

    zeana818

    PROGRESSこれは叩き台になるので、かなり方針変えるヨ!書いたから読んで欲しかっただけです。
    DK鯉がとある研修に行く話。
    どうしても鯉にふ〜ぞくで働いて欲しいんだけど、そんな感じじゃないじゃないですか。そんな悩みをtみさんにこぼしてたらoしゃさんが「世界を変えるのです」(救世主の構えでピカーと輝きながら)と仰るので…そういえばmっこさんと施行させた法令があった!わしの周りには天才ばかりですね!w
    大人になるために必要な幾つかのこと 昭和八十一年、とある法令が施行された。
     政府の懸念事案であった少子高齢化は、ある時深刻な転換期を迎える。女子の出生率が全体の三分の一を切ったのだ。一時的なものではという楽観論は、すぐに覆される。年々低下の一途を辿り、さすがに何か手立てを打つべきと論議が重ねられるが、生憎男女の産み分けは神の領域である。ヒトの手で左右できるものではなかった。
     同時に婚姻率も徐々に下がっていったのは自明の理であるが、意外な弊害が出ることになる。性犯罪が増えたのだ。また、他の犯罪に至る動機も突き詰めれば、性欲を解消できない不満にあった。
     女児は産まれた時点で嫁入り先の打診がされる。当然のことながら富裕層に限られるので、一般的な家庭の男性は、よっぽどの縁がなければ生涯独身か、同性相手をパートナーにする他ない。
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