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DOODLE【★文章】晶黒/プレイリストRTタグに反応ありがとうございます!
【★文章】晶黒/プレイリスト「無理……これ、おかしくなる……」
聞き慣れた騒がしい電子音。晶は黒曜のスマホを掴むと、そのまま布団の中に引き摺り込んだ。眠い目をなんとか開いてロック画面を見ると、まだ九時過ぎ。晶が黒曜の部屋に泊まると、毎回この時間に同じ曲のアラームに起こされていた。止める主人もいない部屋で延々と爆音のアラームが鳴っていては、ゆっくり寝坊することもできない。
そもそも今日はオフだ。休みの日くらいアラーム切っとけよ、と独り言をこぼしながら、晶は黒曜のスマホのパスを入力してロックを解除する。隠すそぶりもない普段の様子を見ていれば、自然と覚えるものだ。
ほとんどデフォルト状態のホーム画面なので、目当てのアプリもすぐに見つかる。時計のアイコンを押せば、元凶のアラームの設定画面にたどり着いた。とりあえずアラームをオフにした後、流れる音楽を変更する画面を開く。なんでもいい、この死ぬほど聴いた曲とは違うやつがいい。黒曜がもし気付いてオンにしてもいいように、曲だけは変えておかないと。
1075聞き慣れた騒がしい電子音。晶は黒曜のスマホを掴むと、そのまま布団の中に引き摺り込んだ。眠い目をなんとか開いてロック画面を見ると、まだ九時過ぎ。晶が黒曜の部屋に泊まると、毎回この時間に同じ曲のアラームに起こされていた。止める主人もいない部屋で延々と爆音のアラームが鳴っていては、ゆっくり寝坊することもできない。
そもそも今日はオフだ。休みの日くらいアラーム切っとけよ、と独り言をこぼしながら、晶は黒曜のスマホのパスを入力してロックを解除する。隠すそぶりもない普段の様子を見ていれば、自然と覚えるものだ。
ほとんどデフォルト状態のホーム画面なので、目当てのアプリもすぐに見つかる。時計のアイコンを押せば、元凶のアラームの設定画面にたどり着いた。とりあえずアラームをオフにした後、流れる音楽を変更する画面を開く。なんでもいい、この死ぬほど聴いた曲とは違うやつがいい。黒曜がもし気付いてオンにしてもいいように、曲だけは変えておかないと。