ワルイコト(🐙🦈)パソコンがシャットダウンしたことを確認して、パタンと閉じる。ちらりと時計を見るといつの間に日を越していたのか、0:30を示していた。そろそろ寝ないとまずいだろう。アズールが椅子を引いて立ち上がった瞬間、キイと蝶番が鳴って扉が開いた。
「アズール。」
そのまま開いた扉から部屋に入ってきたのは、片手に大皿を乗せたフロイドだった。
「ノックしてから入りなさいよ。」
「ごめぇん、集中してたら悪いかなって思って。」
眉を下げて謝る素振りこそするものの、その実悪いとは思っていないのだろう。すぐにフロイドは元の表情に戻った。
「フロイド、どうかしましたか?」
さっきは小言を言ったものの、そこまで怒っているわけではないので要件を聞く。扉の前で立ち止まったままのフロイドは、何か企んでいる様な怪しい顔をしてアズールを見た。
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