魔導学校女子組「お化粧」
魔導学校での放課後。教室に1人、ピンクの巻き毛の女の子が鏡を見ている。
ラフィーナ「うふふふっ…♪」
リデル『あの…ら、ラフィーナさん…?』
「ん?あらリデルさんじゃない」
『あっ…あの、鏡を見て、何をしてるんですか…?』
「何って顔のチェックよ、レディは顔が一番の決め手ですもの、しっかり整えていかないと、ですわ」
『お顔、ですか?そう言えば、ラフィーナさん、いつもよりお顔の雰囲気が違うような…』
「まぁ!リデルさんに分かってもらえるだなんて!わたくし、『お化粧』を少し変えているんですの」
『お化粧…?ですか?』
「ええ、リップを少し明るめの色にしてみたんですの、どうかしら」
『へ〜…わ、私はお化粧した事ないから、よく分かりませんが、かわいいと、思います…』
「…リデルさんもお化粧してみませんこと?」
『えっ!?わ、私が…!?』
「だって、リデルさんもせっかく女の子なんだから、自分を変えてみるのも良いんじゃなくて?」
『えっ…えっと…で、でも……っ』
「いいからっ!そこ座って!」
『あうっ』
数分後
「…出来ましたわっ!なかなか可愛いんじゃなくて?」
『わぁ…っ…』
「ファンデーションとチーク、あとリップを塗ってみたの」
『…お化粧って、こんなに印象が変わるんですね』
「当然よ!レディたるもの、お化粧は将来必要なことでもあるの、今のうちに可愛く、美しく顔を整えて行かないとですわ!おーっほっほっほっ!」
『……(私も、こんな風にかわいく出来るかな)』
アミティ『あれぇ?2人とも何してるの?』
「あらアミティさん」
『あれ!?あれあれ!?!?リデル!?お化粧してるの!?』
『あっ…えっとこれは……』
『ももももしかして!!好きな人とかお付き合いする人とか出来たの!?!?きゃ〜!!』
「ちょっとアミティさん!興奮しすぎだし意味一緒ですわよ!」
『あ、あの、お付き合いする人はいませんが、これはラフィーナさんにやってもらったんです…えへへ』
『へっ?なぁんだそっか〜!それにしても普段もいいけど、お化粧してるリデルもすっごく可愛いね〜!』
『あ、ありがとうございます…!』
「ちょっと!わたくしもそれに関して触れても良いんじゃなくって?」
『えぇ〜!?ラフィーナは…、もともと可愛いからわかんないよ〜!!』
「んなっ!?」
クルーク『…………入りづらい』(ノート忘れたので取りに来た)