火の揺らめきが、アレクの睫毛に影をつくっている。その目元は柔らかく、けれどどこか甘えるような、幼い光をたたえていた。
「ソル、いつ帰ってくるかな」「さあな。でも…」
言いかけて、ふと黙る。でも、いないならいないで、いい。そんな言葉が喉元まで出かかった。けれどその言葉は、アレクの心を傷つけてしまうかもしれない。
だから代わりに、少し間を置いてからこう言った。
しばらく、ふたりきりでもいいんじゃないか

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