(同居人×とあし)夏祭りの最中にて「また来てくださいっす〜!!」
「はぁいユイちゃん、また買いに来るからねぇ。」
屋台の一角。『からあげ』と大きく書かれた看板を掲げ、ユイこと、雨萱は常連客に手を振った。
今日はとある神社で開催されている夏祭りの最終日である。夏休み真っ最中なこともあり、一際客足が多く感じられた。
「う〜ん…最終日だから意外と人来ないかなぁって思ったんすけど、意外と来るっすねぇ…。」
ユイがそんな独り言を呟いていると、
「あの、すいません、唐揚げ12個入り、1つください!」
小学生…いや、中学生くらいの男の子が指をピンと立てていた。
「はいっす〜!おひとつっすね〜!で、串は何本要るっすか?」
「えーっと、俺と、統護と、4つです!」
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