現パロ空ベド怪文書あんまり仲良く遊ぶ仲でもないアルベドが「キミのことなら何でも知ってるよ」と言うからほんとぉ〜？と思ってたらマジでなんでも知ってて「なるほどね……」ってなる空の回


キミのことなら何でも知ってるよ。両親は亡くなっていて、行方不明の妹がいる。キミの面倒を見てくれるお義兄さんが近くに暮らしていて、彼から援助を受けて学校に通ってるんだよね？
でもそれじゃあ足りないから週に三回、夜20時から飲食店でアルバイト。
食費とゲームとファッション……ゲームへの課金が衝動的なのはよくないと思うな。
キミ、最近、欲しい靴があるんだよね。言ってないって？　わかるよ、言わなくたって。スマホを覗き込んだ時、ブラウザのタブに残ってるのをよく見ていたからね。そんなの秘密にもならない。
ボクが買ってあげようか。自分のお金で買いたいなら、手は出さないけど。
話は変わるけど、キミの女の子の趣味も知ってるよ。色素の薄い髪に細い体、胸の大きさにはこだわりがなくて、太ももとタイツにフェチズムを感じてる。
キャラクターメイクが出来るゲームでもそうだ。少しハスキーな声が好きで……ああ、ボクは催眠音声には興味ないけど、キミが好むというなら演技も勉強しようかなと考えているよ。キミのためならいくらでも上手くなれる自信があるからね。
そうだ、キミって男の子への指向は特にはないんだよね。
SNSでいいねをつけているのは女の子そっくりな人、それも着衣ばかり。ブックマークだと少し違ったけど。ふふ。小さくて白いのが好きなんだね。エモボーイ、という検索ワードを教えておこう、役立ててほしい。
さて、だからこそ今、提案しよう。
ボクなんて……どうかな？

そんなに驚かなくてもいいだろう？……うん？ボクのことをよく知らないから、回答できない……？
……ふむ。ボクはまだキミのことを理解しきれていないみたいだ。キミって、そういうのを気にするタイプなんだね？
うん、けれど分かったよ、日を改めて告白させてもらおう。

それはそれとして、ボクのことを抱いてくれないかい？　体の相性だけ先に確かめてもらいたいんだ。今後の振る舞いに関わることだから、是非頼むよ。
なぜって……キミ、少し性的に奔放なほうが好きだよね？　ならボクもそうあるべきかなと思ったんだ。
作品のテーマとして好きなだけと言うならそれを信じるよ。ボクとしても、初めてはキミがいいなと思っているからね。
正真正銘一度きりだ、やり直しはきかないから、キミの好みどおりにしたい。どう？　……抱いてくれるかい？
何の話、とは？　キミがボクの初めてをいらないと言うなら手早く捨てて出直してくる、という話だよ。
それとも熟れた処女の方が好きかな。それなら今からになるけど努力するよ。かなり待たせることになるけど……そうだ、玩具の使用は許可して欲しい。指じゃあ効率が悪いからね。
どうかな、方針は決まった？

……え？
普通に交際して、普通の流れでセックスがしたい……？
……ううん……そうか、確かにボクの提案は二極的かつ、一方的なものだね。
キミがそう言うのなら、仕方ない。わかったよ、何もせずキミの返事を待つことにするよ。
……ところで……交際の話をしてくれるということは、ボクのことは悪からず思っているんだね？　嬉しいよ。これからもっとボクのことを知って……ボクのことを、好きになってほしいな。
よろしく、空。