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    簾 臭子

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    簾 臭子

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    簾 臭子

    TRAININGちあしのSS新しくドラマの出演が決まったと千秋から連絡が入った。撮影現場が寮から通うには遠かったため、ウィークリーマンションを借りることにしたらしい。そう連絡があった数日後、忍達はそのドラマ撮影の見学に来ていた。無事その日の収録は終わり、千秋が3人の元に駆け寄って来る。今晩部屋に泊まっていかないかと誘われたが、鉄虎と翠は次の日に用事があると断る。一人暮らしが寂しいのだろうか、露骨にしょんぼりする千秋を不憫に思った忍は誘いを了承し、1人で泊まることになった。

     ワンルームの狭い部屋には家具が備え付けで置いてあるようで、ある程度の電化製品も揃っていた。
    「う、ウィークリーマンション?って便利でござるね」
    「ああ……ただ、他人の部屋にいるみたいでなんだが落ち着かないんだけどな」
    千秋は苦笑いで答える。言われてみれば、千秋の私物はほとんどなく妙に生活感のない部屋だった。キョロキョロと部屋を見渡すと、キッチンの隅に置かれているゴミ袋に目がつく。中にはカップ麺の容器が重なっている。
    「守沢殿、もしやちゃんとご飯食べてないでござるな?」
    ぎくりとした表情で振り返る千秋。
    「そのだな、撮影が忙しくて…」
    「そん 1423