ストリツ成立前にブリッツがストラスの再護衛をする話「また護衛をお願いすることはできるかい?ブリッツィ」
いつもならすぐ出る拒否の言葉が出てこなかった。ファック!
「アー…………ストラス…、それは本気で言ってんのか?」
四つの赤い目が驚いたみたいにぱちぱちとまばたきする。なんだどうした。面白い顔すんな。
ストラスはホゥ…ともohともつかないと声を漏らしながら、お綺麗な指先を顔に持っていき考えるような仕草をし始めた。
なんだ?オレは何かおかしなこと言ったか?
いつも以上に四つの目全部にじっと見られている気がする。あまり見るなら金を取るぞ。
「おいス「では言い方を変えよう!」
ファック!せっかく金を請求しようとしたのに被せてきやがった!!
「個人的に出かけたい場所があるんだ。その道中私の命を狙う者がいたらその悪意が私に届く前に返り討ちにしてほしい。」
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