Phase2.5アスラン・ザラは苦悩した。
なぜ、これがこんなところにあるのだろう、と。
自分の見間違いではないかと目をこすった。しかし、再度見ても、やはりそれは、そこにあった。
カガリのベッドの上に。
細長い棒のかたちをしたそれの長さは十三センチほど。太さは概ねであるが、三センチくらい。
先端はまるみを帯びていて、その途中はゆるやかなふくらみが連なり、なだらかなカーブを描いている。
材質はおそらくシリコンで、なめらかな質感を持っている。ど派手なショッピングピンクがぎらぎら目に痛い。
そう、それは、小型のバイブレーターだった。
つうっと冷汗が、アスランの背中をつたっていった。
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相も変わらず、時間を見つけては足繁くカガリに会いに行っている。アスハ邸の正門を堂々とくぐりぬけながら。
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