言わなきゃワカラナイワカラナイ4️⃣1️⃣「なんで黒名化してんの?」
好きって言ってよ、って言う彼女ちゃんの言葉よりそっちに気がいってしまう4️⃣1️⃣くん。
「…あれ、さらっと流そうとしてる」って訊く彼女ちゃん。
「いや、違うんだけど、…バレた」
頬をポリポリかく4️⃣1️⃣くんに、今のはバレバレだよ、と笑う彼女ちゃん。
もちろん、好きって口にしてほしいけど4️⃣1️⃣くんがなかなか口にできないのは知ってるしそこまで期待してない。ただ内心は、好きって言ってって言うのも勇気いるんだよなー、って寂しくなってる。
「…あのさ、〇〇。俺そう言うの口にするの苦手で。」
「うん、知ってるよ。」
「呆れたり、してない」
「…してないよ。」
寂しい気持ちがある時に、そうやって言ってくる4️⃣1️⃣くんに強がって、返事するもののちょっと頑張らないと泣き出してしまいそうでなかなかまっすぐ顔を見れない彼女ちゃん。
「…本当に」
「……うん、」
「じゃあ、なんで泣いてるの」
「泣いてないよ。」
顔を背けて必死に我慢しているのに、そう言う4️⃣1️⃣くんにとうとう涙が零れちゃう彼女ちゃん。
「ごめんな、寂しい思いさせて…」
「ううん、」
「好き、大好き。本当に好き、好きなんだ。好「もう、分かったよ。ありがとう」…大好き。」
ぎゅーって背後から抱きしめて大好きの雨を降らせる4️⃣1️⃣くん。
🐝「そっかー、言わなきゃわかんないのかー。」
「うん、そうだよ、わかんないよ。」
「そっかー…」
もう好意はだだ漏れで彼女ちゃんの背におぶさるように抱きつく🐝くん。
「ほんとに分かんない」
いつもなら、元気いっぱい「大好きだよ、〇〇。」って笑顔を向けてくれる🐝くん。
今日はどうしてか耳元でずっと聞いてくる。
「蜂楽くん、新しい一面見せてくるのやめれる」
「こんな俺は嫌」
「………ゔぎぃ。」
好きです、ごちそうさまです、ありがとうございます、の気持ちでいっぱいで変な声出る。
「あはははっ」
その反応が可笑しくて可愛くて、笑っちゃう🐝くん、「からかうのも禁止です」と振り返って顔の前でバツ印を作る彼女ちゃん。
「〇〇、好きだよ。」
目が合うと、真面目なトーンでちゃんと想いを伝える🐝くんに「だぁかぁらぁ…」と真っ赤な顔で抗議する彼女ちゃん。
🐆「うそつけ、絶対わかってるだろ。」
「ワカラナイ、ワカラナイ。」
「カタコトやめねぇ」
「ちぎりん、好きって言う」
「……」
しばらく会話を続けているものの、ついに彼女ちゃんのほっぺを片手で挟む🐆くん。
「しゅきっていふ。」
顔を挟まれたまま、期待のこもった目でそう言葉にする彼女ちゃん。
「俺が言ったら〇〇も言う」
🐆くんが訊くとコクンと頷く彼女ちゃん。
言った後すぐ、あ、いつも口にしてくるの〇〇の方からだった、って思い出して頭を抱える。
「………………………好き。」
「すごくため、ん…んんっ…ん~~っ」
すごくためて言うね、って言いかけた彼女ちゃんの唇に思い切り吸い付く🐆くん。長い長い口づけのあと、「ふっ、お前俺のあとに好きって言うって言ったくせに、言えてねぇ、」って満足げな笑みを浮かべる🐆くんでした。
👑「お前も俺に言ってくれる?」
俺と同じだけの愛をくれんのと続ける👑くんに、少し冷や汗が浮かぶ。
「の、望むところだ。」
とファイティングポーズをとる彼女ちゃんに、笑みが浮かぶ👑くん。
軽い愛の言葉なんて求めちゃいけない相手だったわ、って思い出す彼女ちゃん。
「御影くんのことがほんとにほんとに好きです。どこが好きがって言うと、」
と、仕掛けた自分から"好き"と言葉を伝える彼女ちゃん、「ちょい、待て。俺、今それ聞いたら絶対お前のこと離してやれなくなるぞ。」って焦って止める👑くん。
それからそっと近寄って、額にキスを落とした後
「大好きだ。」ってにかって笑う。
「〜〜っ、ズルっ、御影玲王ずるっ」って真っ赤な顔で👑くんを指差して言う彼女ちゃんにぷはっ、て笑っちゃう👑くん。
「ちなみに、お前がビクついてた重めの愛の言葉は俺たちがもう少し大人になってからする予定だから、覚悟決めとけよ。」って付け加える👑くん。
🖤「おそろいおそろい。」
「おそろいおそろい、じゃない。」
と言うと小首を傾げる🖤くん、「いや、言い方は同じだったかも知んないけど、注目してほしいのはそこじゃなくて。」ってたじたじな彼女ちゃん。
「好きだ。」
「そうそう、好きって言ってほしくて。え。」
「好きだ。」
あまりにもさらりと好きという🖤くんに拍子抜けの彼女ちゃん。
「私も好き、」
「…ありがと。」
言うより、言われた時のほうが真っ赤な顔の🖤くんの反応が可愛すぎて「黒名くん好き。すごく好き、大好き。」って言いまくる彼女ちゃん「あー、わかったわかった。もう、いい。やめてくれ。」って逃げる🖤くん。
あまりにもしつこいと、最後には「それ以上言うとキスする。」って言うし、それでピタリと何も言わなくなる彼女ちゃんだけど、ちゅって唇に口づけする🖤くん。
「もう言わなかったのに。」
「キスしてほしそうだったから。」って舌を出す🖤くんでした。