日向「うおおおおっ染めてる」
髪の色が変わっていたら、大げさに驚いてくれそうな人No.1かもしれない。
「髪黒くしたんだ」
「そう、いい感じでしょ」
「うん、すっげぇいいっ」
にかって、太陽みたいに笑う褒め上手な日向くん。
「でも、急になんで染めたの」
急にすんってなる日向くんはいる。
「日向さん、目が怖い。ただの、気分転換だよ」って答えると、もう1回目を輝かせておしゃれだなってにっこにこする。本当は急に髪色変えたから他に好きな人でもできたのかってヒヤヒヤだったし、髪色おそろいじゃなくなっちゃったなって残念な日向くん。
月島 「ちょっとそこの不良さん、僕に話しかけないでもらっていいですか」
「うそでしょ、髪色そこまで変わらないじゃん。」
私が不良なら月島くんだって頭不良ですからね、って続けて言う🌸ちゃん。
それにカチンときた月島くん「頭不良とかやめてくれないバカみたいでしょ」なんて話し始める2人。周囲の人は、「また始まった」とか「あれで付き合ってないんでしょ」とかヒソヒソする。
「で、何でなんでオレンジなの」
「え」
「頭の色。」
「んー、日向くん見てたらなんかオレンジも可愛いなって思っ「はぁぁぁあ黄色も可愛いですけど」何、キレてんの」
「だっ…ちょっと来て。」
日向くんの髪色を意識したって聞いた瞬間大声を出してしまい、今更ながら周りの視線に気づいた月島くんはあんまり生徒たちがうろつかない廊下の隅に🌸ちゃん連れて行く。
「で、怒ってらっしゃるんですか」
「…何で敬語なの。」
「機嫌悪そうなので。」
「まぁ、面白くはないよね。なんで日向の頭の色にしてるんだろうって。」
「月島さん、それって嫉妬、ですか」
🌸ちゃんの問いかけに耳まで赤くなった顔を背けて。「何、僕が嫉妬したら変なの」って言う月島くんでした。
研磨「…クロに怒られるよ。」
ミルクティーブラウンの髪色にした🌸ちゃんを見て第一声はそれ。
「研磨くんはどう思う」
「えっ、と…俺は。」
頬をポリポリしながら目線を下げる研磨くん。
「…こないだまで、〇〇さんと髪色一緒だったからちょっと嬉しいな…とか勝手に思ったんだ、け「今すぐ髪色変えてきます」え、ちょっと待って。」
ちょっとずつだけど、しっかり自分の想いを伝える研磨くんに対して、そんなふうに思われてたことにびっくりの🌸ちゃん。
そんな風に研磨くんに言われたらもう髪色一生研磨くんの色にするしかないって思ってしまうよね。
黒尾「…却下ぁぁあ」
やけにグレージュの頭してる女の子いるなー、あのリュックなんか見覚えあるなー。って思いつつ顔を確かめたら、🌸ちゃんでついつい指さして大声で叫んじゃう黒尾さん。
ここは登校中の生徒が大勢の校門前でたまたま生活指導の先生がいた為先生も「先生も却下だっ」って同じように🌸ちゃんのこと指差してる。
その後もちろんこってり生活指導の先生に絞られた🌸ちゃんは「黒尾っ」って怒りに来る。
「なんでグレージュなの。」
「烏野のグレージュの頭のセッターくん見ていい色だなーと。」
「いい色だよいい人間だしでも同じくらいいい髪色でいい人間な黒尾さんがいるでしょ〇〇は黒一択」
「…はい。」
何か黒尾くんの勢いに押される🌸ちゃんでした。