世界観設定大体本編からちょっとの世界
祖龍はモンスターによって地を脅かされる人間を見た。人によって地を脅かされるモンスターを見た。そして、人との共存を求め人成りの秘薬を作った。
祖龍の後に飲んだのはシュレイド城に佇む黒龍だった。
人成りは人間の知能を得ることが出来る。早速人間、ギルドとの交渉を成立させた。そして祖龍は人成りの秘薬を古龍達に託し、各地へ渡らせた。やがて人となったモンスター達が増えていった。
秘薬の効果は1人が飲めば、その子供から一族へ一生続く。人にもモンスターにもなることができる。そういった選択肢もある為、たまに人を襲撃するモンスターや、人であるモンスターを脅し、素材を取ろうとする者も。
無論、差別も横行していた。双方の民達はすぐに認めることは出来なかった。その中でも、友好的なもの達もいた。彼らは協力し合い、各地の発展を進めて行った。
そして王に相応しきモンスターを王とし、地を治めさせた。
長年の時が流れ、祖龍や黒龍の代は変わっていった。いずれ、祖龍が行ってきたギルドとの協力を黒龍が担うようになった。一時は一国を滅ぼし、乗っ取った龍の一族。ギルドもあまり好意的ではなかったが、共存の為渋々協力するように。
それからの世は共存を成功させ、モンスター達もより人らしくなった。モンスターと仲良くなる人間も増えていった。
密猟者や、それを隠蔽する者も大勢いる。そういった者達を消す為に暗殺者や組織がある。
人成りはモンスターの年齢を参照することは無い。人の時、見た目の年齢だけは好きに変えられる。