高間晴☆quiet followDOODLEぼんど800字。チェズモク。もうすぐ春ですね。 ##BOND ■さくら、ふわり チェズレイとモクマは、作戦決行前にはいつも二人で散歩をする。裏通り、繁華街、公園。それは二人の上に空さえあればどこでも良かった。 極東の小国でそこそこ上質なホテルに腰を落ち着け、敵アジトについての捜査も済んだ。だから今夜、敵地へと潜入することになっている。 川べりの遊歩道。あたりは初春といった雰囲気で、明るい陽の光に梅が花をほころばせている。「梅は咲いたか桜はまだかいな、っと」 隣でモクマがそう口に出すと、チェズレイは考え込んでいた様子から顔を上げた。「なんです、それ」「マイカの里に古くから伝わる唄さ。 ――お前さん、ちょっと緊張してるね?」 首を傾げてチェズレイの顔を覗き込めば、端正な顔が少し困ったように微笑んだ。「していないといえば嘘になります。今夜は私の夢への第一歩を踏み出すのですから」「まあ、考えるのはお前さんに任せておくよ。俺ブルーカラー、お前さんはホワイトカラー、ってね。 でも、たまには俺も頼ってよ? バディなんだからさ」 そう言ってモクマが笑うと、チェズレイは風にそよぐ長い髪を首筋に押さえつけながら小さなため息を付いた。「わかっていますよ。 ねえ、モクマさん。そこで飲み物買って行きませんか」 チェズレイが示すのは有名なコーヒーのチェーン店だった。張り出されたポスターには桜をイメージしたフラペチーノの写真が大きく載っている。「あ、これ美味そうだねえ――でも」 店内や付近の道を見ても、桜色の飲み物を手にしているのは黄色い声ではしゃぐ年若い女性ばかりだった。「こんなおじさんが買ったら変な目で見られちゃうかしら」「大丈夫ですよ。私が二人分買ってきますから」 そう言ってチェズレイは店に入り、数分後には二人分の飲み物を手に戻ってきた。「はい、どうぞ」「ありがとさん。――ん。思った通りに美味いねこれ」 モクマが笑うと、チェズレイも同じくそれを口にする。一足早い春の味がした。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow 高間晴DOODLE敦太R18pass:18↑?すけべどうやったら描けるねん…… 高間晴DOODLE普段すけべを描かない人間の精一杯の敦太すけべpass:18↑? 高間晴DOODLE敦太すけべらくがきpass:18↑? 高間晴PAST過去の文スト短歌。カップリングとかはなんでもありのカオス。 40 高間晴DOODLE接吻せい……の心持ちで描いた 高間晴DOODLE recommended works GACHA_gazankaDOODLE本日の妄想(一爆)https://twitter.com/gacha_gazanka/status/1046377352404451328?s=21 あ たにDOODLEケーキチョロ松 ym902DONE自分絵 おそ/カラ/一/十四 8 高間晴DONE何かを考えている 高間晴DONEウェイターのようなチョロ松 GACHA_gazankaDOODLEこれ…(114) ▶︎古井◀︎DONE春の陽気に大洗濯をするチェズモクのはなしお題は「幸せな二人」でした!「そろそろカーテンを洗って取り替えたいのですが」 朝。さわやかな陽光が差し込むキッチンで、モクマはかぶりつこうとしたエッグトーストを傾けたまま、相棒の言葉に動きを止めた。 パンの上で仲良く重なっていた目玉焼きとベーコンが、傾いたままで不均等にかかった重力に負けてずり落ちて、ぺしゃりと皿に落下する。「モクマさァん……」 対面に座っていたチェズレイが、コーヒーカップを片手に、じっとりとした眼差しだけでモクマの行儀の悪さを咎めた。ごめんて。わざとじゃないんだって。 普段、チェズレイは共用物の洗濯をほとんど一手に担っていた。彼が言い出しそうな頃合いを見計らっては、毎回モクマも参加表明してみるのだが、そのたびに「結構です」の意をたっぷり含んだ極上の笑みだけを返され、すごすごと引き下がってきたのだった。しかし今回は、珍しくもチェズレイ自ら、モクマに話題を振ってきている。「それって、お誘いってことでいいの?」 落下した哀れなベーコンエッグをトーストに乗せなおしてやりながら、モクマは問う。相棒が求めるほどのマメさや几帳面さがないだけで、本来モクマは家事が嫌いではないのだ。「ええ。流石に 3560 itUDONDONEチェズレイが絶好調(に酔っ払い)の日のチェズモク 2 itUDONDONEヴ愛後のチェズモク 甘えんぼと四六時中なんでもしてくれるおじさん