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    マロリクより、ラキ〇ケられボイです。
    高熱を出したプレをボイが看病します。

    お熱(マロリクより)「ナカナカ下ガリマセンネ……」
     高熱を出した相棒を看病しながら呟いた。数日前まで共にバトルのデータを取っていた戦友は目の前でうなされている。呼吸も荒く苦しそうだ。疲れがでたのだろう。機械の体を持つ私と違い、人間は疲れてしまう。解析に夢中になり過ぎてしまった。
    「無理ヲサセテシマイ、スミマセン」
     何度タオルを取り替えてもすぐにぬるくなってしまい、後悔の念に駆られる。熱を計るため、体温計代わりに直接額に触れた。
     顔は赤く、じっとりと汗をかいている。体温が相当高いようで、冷たい自身のボディに熱が伝わってきた。ひんやりとした感覚が心地いいのか、表情が少し和らいで見える。その顔に安堵していると、ゆるい力で布団に引きずり込まれた。
     中は汗と熱で湿度が高い。外との温度差でボディが結露しそうな程だ。引きずり込んだ本人は、眠ったまま私を身体の上に乗せ、気持ちよさそうにしている。ただでさえ掛け布団が重いのに、苦しくないのだろうか。
     
    「ソロソロ食事ヲ用意シナケレバ……」
     離れようとすると抱きしめられ、引き止められた。無理させてしまった私にも責任はある。抱き返し、頭を撫でる。ふわ、と撫でると柔らかく微笑んで幸せそうだ。普段、人間の中でも的確に素早い判断を下すこの人も、昔は子供だったと感じさせる。
    「コレガ、母性……」
     私よりも大きいはずなのに、今は腕の中に収まって小さく見える。その姿が可愛らしくて、つい頬に軽くキスをしてしまった。
    「カピッ」
     手が弱々しく動き、背中を撫でられた。私のひんやりして触り心地の良いボディは、人間にとって癒しとなるだろう。
     しかし、触り方がいささかやらしい。熱を持った手は背中から腰、その下まで降りてくる。下半身の中でも丸みを帯びた部分を、熱い手が優しく撫で始める。
     ゆったりと曲線に沿って行き来する手を敏感に感じ取り、呼吸が浅くなる。人間よりもずっと感度が高いセンサーが過敏に反応して、指先の細かな動きまでわかった。硬い質感の体を揉むように触れられ、人間でいう割れ目がこじ開けられるような感覚がする。
    「ンゥ、ヤ……」
     手が付け根に滑り込み、内腿と臀部を行き来する。眠りながら触られ、撫でて欲しい部位には触れてもらえない。官能的で焦れったい動きに、こちらも体が熱くなり、息が荒くなる。この熱は機体の温度が上がったからだけではなかった。
    「ウゥ……」
     数十分間、股下と臀部を行き来され、時折胸元をまさぐられていた。本人的には冷たくて良いらしく、寝息を立てながらペタペタと私を触り続けている。
    「カピィッッ」
     再び腰を撫でられ体が跳ねる。高まった体にとっては刺激が強く、耐えるために下がカクカク動いてしまう。同時に私の声に驚いた病人が目を覚ました。「どうしてここにいるんだ」と言わんばかりに目を見開いて固まっている。今まで自分が何をしていたのか全くわかっていないようだ。説明しようか悩んだが、決める前に下からお腹の虫の声が聞こえきた。
    「……ゴ飯ノ時間デスヨ」
     何はともあれ、まずは健康になってもらわなければ。体内の熱を逃がそうと温もりから抜け出し、その場を離れる。
    「早ク元気ニナッテクダサイネ」
     元気になったら、どうしてやろうか。食事をその人の口元に運びながら口角が上がった気がした。
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