Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    RoBKUMA

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 3

    RoBKUMA

    ☆quiet follow

    オディロンが なぜ 引きこもりなのか。(仮)

    文章が 下手なのは 常時なので ご了承ください。

    オディロン人口機械生命体の 彼らは
    石の力の 恩恵を受けているとはいえ
    ただ 命を 与えてもらっただけで
    その他は ほぼ 人間と 変わらない、
    生まれ持った 個性や 環境で
    彼らは アイデンティティを 手に入れる。

    オディロンは 誰が どう見ても
    ネガティブで 臆病で 悲観的な 性格だ、
    他の者達と 比べて 知恵も 技術も 劣っている、
    要するに 兵士に 向いていなかった。

    だが そんな 彼にも 良き理解者が 1人、
    ロボ達の ケアを 担当している ジムだ、
    2人は とても 仲が良く 友達と呼べる 間柄だった。


    『最近の 調子は どう?』

    『…いつも通り 駄目駄目な 俺だよ』

    『もお、そんな事 言わないで 君は 良くやってる 人一倍 努力してるじゃないか』

    『お前は 本当に 優しいな』

    『優しさで 言っているんじゃない』

    『でも それが 俺にとっては…苦しいよ』

    『………』


    オディロンは、仲間の 足を引っ張っている
    自覚があり それが 嫌で苦しくて しょうがない、
    次第に オディロンは 自分の殻に 閉じこもるようになった。

    ある 任務の日 オディロンは ミスをした
    敵の 攻撃を受けている アイレンブルフを
    目視していたのに 何故か 機体は 動かず
    敵の銃弾が オディロンの 右脇腹を 貫通した。


    『今日の 任務は 大変だったようだね』

    『……』

    『でも 皆 傷は 浅いし ケロッとしてるよ 流石だ』

    『………』

    『なあ、オディ、君の 状態を 聞かせて』

    『……俺は 今日も ミスをした、毎日毎日 飽きずに ミスをし続てける わざとかと思われても
    仕方ない程に…俺って 何ができるの?』

    『…オディ、君は とても 変わった 個体だ
    今までにない 新しい 個体なんだ、だから 僕にも
    君を癒す方法は 分からない』

    『…………お前は 優しいからな』

    『助けたいんだ オディロン、君の 力になりたいんだよ だから 隠れないで 僕を--』

    『頼むから 黙れよ!ジム!』


    オディロンは ジムの方へ
    腕を 思いっきし 振りたげ 地面を 殴った。


    『俺は 地球を 人間を 守るため 戦う為に 生まれたのに、起動した時から 何もかも 上手くできない!足を引っ張るばかりだ、
    話したって 人間の お前に この 苦しみは
    分からないんだよ!!』


    しん…と 静寂が漂う
    その中に混ざる 微かな 鉄の匂い
    隣にあった 体温を 感知していないと
    気づいた オディロンは ジムの方へ 向いた。

    温度の感じない 灰色の コンクリート壁に
    染み込み 黒くなった 血を 背景に
    半身の 潰れた ジムの 姿があった。

    数分間 オディロンは それを 見続ける
    今 目の前の 光景は 現実なのかと。

    オディロンが 腕を 振り上げた時
    ジムに 直撃してしまったのだ、
    叩き飛ばされた ジムは 壁に 打ち付けられた。


    『……ジム…………?』


    静かな 部屋の中 オディロンは
    ジムの 名前を 呼び続けた
    それでも 呼び声は 静寂に 飲み込まれ
    全く 意味をなさない。

    この 事件から 数日後、
    オディロンは 人工生命体で 貴重な 存在のため
    死刑には ならず 3年間 地下の 独房生活となった。

    独房から 出た後の オディロンは
    極度に 人間と 接触するのを 嫌い
    外へ出ることも 無くなり
    常に 人間の姿で 過ごすようになった。

    おまけに 自殺衝動の 発作を 起こしては
    ファンレインに 大目玉を食らう 毎日。


    『オディロン、私や サンティは
    これから 任務があるから
    お使いを頼まれてくれないか?』

    『……俺が 外 出たくないの 知ってるよな?』

    『だが お前しか居ないからな』

    『残念だけど 諦めて』

    『……聞きなさい、いいか オディロン、
    お前が 今 どんな気持ちか 私には分からない
    だが この状況が 良くないのは 解る、
    お前は 人間を 見下してるよ お前が 思うってるより 人間は ずっと 強い、思い切るんだよ、
    1番 近い ダイナーで ホットドッグを 3つ
    買ってくるだけさ』


    渋々 オディロンは お使いを 引き受けた、
    オディロンも 心の奥底では
    このままでは 駄目だと 分かっている、
    正直 フィンレインの 励ましは 安っぽかったが
    背中を 押すには 充分だった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works