オディロン人口機械生命体の 彼らは
石の力の 恩恵を受けているとはいえ
ただ 命を 与えてもらっただけで
その他は ほぼ 人間と 変わらない、
生まれ持った 個性や 環境で
彼らは アイデンティティを 手に入れる。
オディロンは 誰が どう見ても
ネガティブで 臆病で 悲観的な 性格だ、
他の者達と 比べて 知恵も 技術も 劣っている、
要するに 兵士に 向いていなかった。
だが そんな 彼にも 良き理解者が 1人、
ロボ達の ケアを 担当している ジムだ、
2人は とても 仲が良く 友達と呼べる 間柄だった。
『最近の 調子は どう?』
『…いつも通り 駄目駄目な 俺だよ』
『もお、そんな事 言わないで 君は 良くやってる 人一倍 努力してるじゃないか』
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