まだ無題ジェパサン健全パートのみ
※既に付き合ってる
※独自解釈、捏造あり
※甘い
甘さを含んだ冷たい風が頬を撫でる。
恐らく誰かが露店でも出しているのだろう。あとで寄ってみるのもいいかもしれない。なにせ、今の自分は懐が潤い余っているから。
午後のおやつのことを考えながら新聞に目を通す。相変わらずこの通りは人が少ない。勿論、見回りも。
自分が離れていた間にこの星でなにが起きたのか確認する。開拓されたばかりのこの星について、星外からニュースを拾うことは容易くない。赤いジャケットに青い髪の長身の男――サンポ・コースキは今日、久しぶりに愛しのベロブルグに帰ってきていた。一月程前、元々頼まれていた大口の仕事のためにヤリーロⅥを離れていたのだ。
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